ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「プアン 友だちと呼ばせて」、言えなかったことがあるんだ!

2023-03-26 16:32:44 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

タイ映画  PG12 

ウォン・カーウァイがプロデュースを手がけた。2021年サンダンス映画祭のワールドシネマドラマティック部門で審査員特別賞を受賞。

タイのバズ・プーンピリヤ監督が、余命宣告を受けた男と親友の旅を描いた人間ドラマ。

ニューヨークでバーを経営するタイ出身のボスは、バンコクで暮らす友人ウードから数年ぶりに電話を受ける。

ウードは白血病で余命宣告を受けており、ボスに最後の願いを聞いて欲しいと話す。

バンコクへ駆けつけたボスが頼まれたのは、ウードが元恋人たちを訪ねる旅の運転手だった。

かくして、華麗な音楽に乗せた元カノ訪問の旅。

だが、後半はがらりと変わって、ボス目線。

ボスとウードの彼女をめぐってのさや当て合戦。

ウードが死んでボスの手に。

ニューヨークとタイの美しい風景と音楽は心地よい。

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「復讐は私にまかせて」、アザだらけになりながら恋に落ちていく!

2023-03-19 10:17:11 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆☆

インドネシア・シンガポール・ドイツ合作  PG12

2021年・第34回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門では「復讐は神にまかせて」のタイトルで上映。

第74回ロカルノ国際映画祭金豹賞を受賞。

インドネシア発の異色恋愛アクションとあって、珍しいので見てみた。

撮影を、日本の芦澤明子が、担当。16㎜で撮影したとのことで、現地の風景がよく出ている。

インドネシアのEDに悩むケンカの強い男と、シラットを使う女とのラブストーリー。ということだが、周りの出来事が、複雑でやや分かり難い。

おまけに殺しのシーンが多くあって、やや、辟易。

ヒロインは、けっこう美人でみられる。喧嘩も結構強い。

ラストエンドは、さもありなんの終わり方。

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「女神の継承」、祈りの先に救いはあるのか?

2023-03-05 16:55:49 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

R18+ タイ・韓国合作

「哭声 コクソン」のナ・ホンジンが原案・製作、タイのバンジョン・ピサンタナクーン監督がメガホンをとった、タイ・韓国合作のホラー。

タイ東北部イサーン。村で脈々と続いてきた祈祷師の末裔、巫女のニムを取材していたドキュメンタリー映画取材班。取材中にニムの姪のミンが、原因不明の体調不良に見舞われ、まるで人格が変わったような奇行を繰り返すようになる――これは、次の巫女としてミンが選ばれる兆しではないか、と考えた取材班は、巫女の代替わりをカメラに収めるべく撮影を続けるが……

一貫して、フェイクドキュメンタリー方式であり、見せ場を、盛り上げている。例えば、ミンが夜中に何をしているかを再現するなど。

韓国映画の技が入っており、それにタイの東北部というまがまがしさが雰囲気を盛り立てる。

結末に強引さが目立ち、残念。

タイの守り神が興味を引く。

 

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「哭悲 THE SADNESS」、史上最も凶暴で邪悪!

2023-01-29 17:14:49 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆☆

パニックホラー映画好き ☆☆☆★

台湾映画 R18+

人間の凶暴性を助長するウイルスが蔓延した台湾を舞台に、地獄絵図と化した街で再会しようと奔走する男女の運命を、容赦ないゴア描写で描いたパニックホラー。

感染とくれば、すぐコロナを連想するが、この映画では、人間の脳に作用して凶暴性を助長するというもので、流血の量が半端ではない。

こういう映画は。好き嫌いが分かれてしまい。好きな人には良いのかも。

恋愛映画だが、片方が感染してしまい、バッドエンドに。

病院でのかくれんぼと医者による講釈がある。

ファンタジア国際映画祭では初監督作を対象とした部門で最優秀賞を受賞するばど、各国のジャンル系映画祭を席巻。

 

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「エンジェル ザ・シークレット・ウェポン」、悲しみをまとった復讐の天使!

2023-01-23 19:59:05 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆

タイ映画

悲しみを背負った女軍人が冷酷非道な殺人兵器として生まれ変わり、国家の反逆者どもを一網打尽に叩き潰す第一級の娯楽バイオレンス・アクション。

陸戦海兵隊員であった父を何者かに暗殺された軍人のジョイは、極秘作戦部隊“ブッサバー・プロジェクト”の一員として任務を遂行してゆく。

主人公ジョイを演じたのは、「美しすぎるティーン・モデル」として脚光を浴びて、今現在は東南アジアのメディアを中心に活躍するモデルで女優のピチャナ・ヨースク。透き通る肌と抜群のスタイルで目も眩むほど妖艶な彼女が、長期間に渡る銃やマシンガンの訓練を経て、ノースタントで自ら挑んだ見事なガン・アクションに要注目だ。

まぁ国家機関なのかどうかはわからないが、ブッサダーって言う極秘暗殺集団があり、これはっていう人物をリクルートして養成し彼らを活動させる秘密機関があり、ヒロインはそこに軍隊からスカウトされ実戦さながらの訓練を受け、最終試験では一緒に訓練を受けてるうちにレズ関係になった同期とヒロインとどちらかが採用ということで相手を射殺し生き残った方が採用されると言う厳しいものだったが・・・
 
女性のアクションが楽しみ。

 

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「コード CODE 悪魔の契約」、抑えきれない欲望が暴走する!

2023-01-04 18:24:48 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆☆

劇場未公開

台湾映画

『悪との距離』のウー・カンレン主演によるクライムサスペンス。

インサイダー取引で一儲けしようとしたが、大金を失ってしまった銀行員のアレックス(ウー・カンレン)。
願いを叶えてくれる不思議なアプリ"コード"を手にし、ほしいままに富を手にするが、その代償として犯罪に手を染めていくことに…。

アプリに、願い事を書けば、必ず叶えてくれるアプリ

ただし、代わりに相手の要望をかなえることに。それは犯罪なのだった。

最初は、恐る恐る、やがて大胆に。

ただ、犯罪がいつバレるか気が気でない。

そして、紹介者にたどり着くも、アプリを消すことができない。

なかなかサスペンスあふれる展開だ。

 

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「狂徒」、台湾発のアクション・クライムサスペンス!

2022-10-17 20:22:41 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆☆

台湾映画  劇場未公開

第21回台北映画祭にて最優秀視覚効果賞・最優秀芸術貢献賞受賞、そして第56回金馬奨:最優秀撮影賞・最優秀アクション設計賞を受賞した台湾発のアクション・クライムサスペンス。

バスケットボールのスター選手だったレイ(リン・ジャーシー)は、試合中に乱闘騒ぎを起こし、バスケットボール会から追放されてしまう。
路上で駐車料金を徴収する仕事で生計を立てつつ、裏社会ではギャンブルや犯罪に手を染めるレイを気にかけてくれるのは、女友達のシン(リー・チエンナ)だけであった。
そんなある日、レイは仕事中にレインマン(ウー・カンレン)と呼ばれる現金輸送車を狙う強盗に脅され、怪我を負った女性(シエ・シンイン)を病院に運ばされる。
女性を運び終え、開放してもらえるよう頼むレイだったが、レインマンはレイに自分の仕事を手伝うよう誘う。
報酬に釣られ、レイはレインマンと行動を共にするが警察に追われる身になってしまうのであった…。

監督が27歳と若い。

 

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「無聲 The Silent Forest」、聾唖者の性暴力事件!

2022-10-09 17:51:17 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

真摯な映画好き ☆☆☆☆

台湾映画 PG12

台湾のアカデミー賞ともいわれる金馬奨で8部門にノミネートされ、ベイベイ役のチェン・イェンフェイが最優秀新人女優賞を受賞。

台湾のろう学校で実際に起きたらしい性的虐待事件に材をとった社会派ドラマ。

送り迎えのバス内で繰り広げられる性的虐待。それなのに同乗している教師が無関心を決め込む。転校後いきなりのショッキングシーンを目撃したチャンの怒りと苦しみは観客のものとなる。

いじめ問題でも「いじめそのものよりも発覚を恐れる心理」というものが働き、発覚を恐れるが故に自分の心を殺して耐えている、それが、聾唖者ゆえの聾唖学校にはいたいという気持ちから、たえるという方向へ。

さらに加害男性のひずんだ性意識。

学校側の反応の鈍さと事なかれ主義。

実に重い映画だが、終わりまで目が離せない。

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「夕霧花園」、マレーシアで繰り広げられる、恋愛ミステリー!

2022-04-20 18:12:58 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

マレーシア映画 PG12

マレーシアの軽井沢と呼ばれるキャメロンハイランドが舞台。実際この地を訪れたことがあるが、実にきれいな端正な避暑地。

台湾恋愛映画の名手トム・リンが監督。阿部寛が準主演。(映画を見て初めて彼の出演を知った)

第二次世界大戦時の日本軍の残虐シーンが出てくるので苦しい。

妹を日本の収容所で亡くしたが、妹のあこがれの日本庭園。その庭師にひかれていき、肌に刺青を入れるほど思い入れる。

だが、男は去り、裁判官になった女性が、庭師の裁判を担当することになり、現地を訪れ再発見をする。

上質なミステリアスラブロマンス。

ちょっと作りすぎの感あり。

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「1秒先の彼女」、タイムトラベルな恋愛映画!

2022-04-07 19:52:55 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

台湾映画

“台湾ニューシネマの異端児”として注目を集めたチェン・ユーシュンが監督・脚本を手がけ、2020年・第57回金馬奨で作品賞を含む5部門に輝いたファンタジックなラブストーリー。

郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋も冴えない日々を送っていた。そんなある日、彼女は街で出会ったハンサムなダンス講師ウェンソンと、“七夕バレンタイン”にデートの約束をする。しかし彼女がふと目を覚ますと、既にバレンタインの翌日になっていた。シャオチーは失くした大切な1日の記憶を取り戻すべく奔走するが……。

物語の前半では、何をするにもワンテンポ早い郵便局員シャオチー。

後半は、常にワンテンポ遅いバス運転手グアタイ。

このグアダイとシャオチーの幼少期からの恋物語。

余分な一日は、利息という論理。

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