ひろの映画見たまま

映画にワクワク

胡同のひまわり

2006-07-27 20:41:37 | Weblog
いかにも、中国映画らしい骨太の映画だ。

父と息子の格闘。

今の日本では、女の「福原愛」「宮里あい」などに見られるが、男ではあまり聞かないしごきだ。

でも、息子は反抗するところが愛らしいが、でもさらに見つかってしごきがエスカレートする。

あげく、成人に近くなって、愛人にはらませた子を勝手に堕胎されてしまう。

日本では、人権侵害だ。

父には、文化大革命時のトラウマがある。

それはわかるにしても、あまりだ。

しかし後半、父子の確執が死に近づくことで解決へ進む。

父は自分の生き様の反省文を残して、消える。

そこで息子がやっと父を許せるのか。

さらに、気性の強い妻が絡んでこの映画をより強くしている。

強さゆえの感動もある。

文化大革命後の家庭の事情が丁寧に描かれている。

地震のときの人にとの助け合いなど。

さらに、舞台が消え行く中国の下町・胡同であり、

一方、息子は画家として成功していく。

2時間のドラマを飽きさせない。
コメント
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