ひろの映画見たまま

映画にワクワク

街のあかり

2007-08-21 19:52:35 | 映画
フィンランド映画と言えば、カウリスマキ。

タンゴの調べ、それは孤独をいやすのか、いやその心を表す。

ヘルシンキの夜警員、

その職業柄、人々となじめず、孤独を味わっている。

しかし、その彼に付け込もうとした、男と女がいた。

女は、彼に近づき、彼は、一挙に孤独をいやそうとする。

しかし、彼女は、彼から警護する宝石店の暗証番号と鍵を手にいれ

男に渡す。

盗まれた宝石、警備員に嫌疑がかかり、

証拠もつかまされ、監獄へ。

出てきた彼が、働き始めたレストランに

男が現れ、彼を完膚なきまでに痛めつける。

被虐者かとも思わせる、いたぶられても、

女の愛を信じ続ける。

その純真さが、いちずに貫かれる。

現代に忘れられかけえいるその心を監督は描きたかったのだろう。

そのストイックなまでの姿に、一時はちょっとひくが、

その痛々しさが、最後の救いへと導かれていく。

上半身のアップを多用した人物描写が、心憎い。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする