ひろの映画見たまま

映画にワクワク

呉清源

2008-07-03 18:18:42 | 映画
呉清源は、囲碁の世界で最強の棋士と言われた人物だが、

中国人ゆえに、日中戦争のさなかを生きた稀有な人でもある。

さらに、それゆえ、新興宗教に走り、その宣伝塔として利用された。

たしかに、波瀾万丈の人生で、映画のテーマになりそうだ。

それを、中国人の監督が、日本人俳優が主体の映画を撮った。

取りようによっては、かなり面白い映画だが、

結局、囲碁についてはあまり触れず、その人生を描いている。

呉を演じる中国人俳優が、日本語がたどたどしく

ちょっと、気の毒な気がする。

囲碁のシーンと普段の生活が、絡み合って描かれるが、

登場人物が、よく知らないで見てしまうと、わからぬままに話が進むので、

話の興がそがれる。

せっかくの題材だが、見る人が見ないとわからないところが

皆の賛同を得られるだろうかと思う。

面白い題材だけに惜しまれる。

コメント
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