是枝裕和監督の物語だ。
それぞれに悩みを持つ普通の家族の物語だ。
父親は医師。開院していたがこのほど閉院した。頑固。
長男は、事故で死亡。その法事で家族が集まる
次男は、都会に出ているが失業中。子連れの妻がいる。失業を隠している。
長女は、夫と子供二人。老夫婦の介護を心配している。
で、この映画の主役は母だ。
家族が集まり、それぞれが典型的な日本の家族の悩みを持つが、それをうまくコントロールしている。
法事と、その日宿泊した二男家族の微妙な家族関係がなんとも切ない。
表立ってと、うらでと、本音をはき、日本の社会のひずみとそれがもたらす、
感情の行き違いなどが、実にうまく語られる。
そういう意味では、新しい家庭映画といえるだろう。
いい役者がそろっている。
母親の樹希樹林、父親の原田芳雄、長女のYOU、次男の阿部寛ら、
ベテランのいい味が、是枝の指導もあって絶妙だ。
話の重なりが、耳触りのようでいてそれが次の会話につながったり微妙だ。
後味が良くもなし、悪しくもなし。
泣けるでなし。感動がこみ上げるでもなし。
そういう意味でちょっと難しい映画だ。
それぞれに悩みを持つ普通の家族の物語だ。
父親は医師。開院していたがこのほど閉院した。頑固。
長男は、事故で死亡。その法事で家族が集まる
次男は、都会に出ているが失業中。子連れの妻がいる。失業を隠している。
長女は、夫と子供二人。老夫婦の介護を心配している。
で、この映画の主役は母だ。
家族が集まり、それぞれが典型的な日本の家族の悩みを持つが、それをうまくコントロールしている。
法事と、その日宿泊した二男家族の微妙な家族関係がなんとも切ない。
表立ってと、うらでと、本音をはき、日本の社会のひずみとそれがもたらす、
感情の行き違いなどが、実にうまく語られる。
そういう意味では、新しい家庭映画といえるだろう。
いい役者がそろっている。
母親の樹希樹林、父親の原田芳雄、長女のYOU、次男の阿部寛ら、
ベテランのいい味が、是枝の指導もあって絶妙だ。
話の重なりが、耳触りのようでいてそれが次の会話につながったり微妙だ。
後味が良くもなし、悪しくもなし。
泣けるでなし。感動がこみ上げるでもなし。
そういう意味でちょっと難しい映画だ。