ひろの映画見たまま

映画にワクワク

カチンの森

2010-01-15 18:28:32 | 映画
ポーランド映画「カチンの森」は、

ソ連の捕虜になったポーランドの将校たちが

カチンの森で、大量に銃殺された事件で、実際にあった話だ。

その悲劇にあった男性の家族を中心に描いたドラマが本編で、

ポーランド映画の鬼才、ポランスキーが監督している。

淡々とした、日常描写の中、

後半、その虐殺現場が、ぞくぞくするようなリアリズムで描かれる。

一発の銃弾で処理されるだけに、のたうつ苦しみは少ないが

その緊迫した雰囲気が、鮮烈に醸し出される。

この事件に振り回される人々の苦痛も淡々と描かれ、心に重い。

ドイツとソ連その中間に位置するだけで

さまざまな悲劇を受けたポーランド。、

振り回されながらしっかりと生きる人々の姿が胸を打つ。

覚悟してみるべき重い映画だ。

ただ、物語は非常に平易で、引き込まれていく。



コメント (1)
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