おすすめ度 ☆☆☆★
切ない映画好き ☆☆☆☆
PG12
香港のデレク・ツァン監督が手がけた「ソウルメイト 七月と安生」を、韓国・済州島に舞台を移して新たに映画化。幼い頃からの無二の親友だった2人の少女のすれ違いや絆を、切なくも温かく描いた友情の物語。
済州島で、小学校からまるで姉妹のように共に一緒に過ごしてきたミソとハウン。絵が好きなふたりだったが、自由奔放なミソはセンスはあるが技術がなく、真面目で堅実なハウンは技術があるがセンスに欠ける――そんなふたりの関係は、高校時代、ハウンがジヌに恋をした事から変わっていく……ある出来事をきっかけにギクシャクした関係になったまま、ミソはソウルの美大へ進学、ハウンは絵を諦めて教師となるために地元大学に進学するが……
これは、対照的でありながらも、魂で結ばれた2人の女性の1998年から2023年まで、25年に及ぶ愛と友情の物語。
同性愛でもない、ソウルで結ばれる二人の女性。
一人の男を愛し、傷つきながら、人生を生きた二人。
バイカル湖の様子が美しい。