ひろの映画見たまま

映画にワクワク

キングダム 見えざる敵

2008-07-04 18:58:12 | 映画
これはDVDで見た。

サウジアラビアで起こった爆破テロで、FBIのメンバーが殺される。

サウジは親米だが、テロリストも存在し危険な地域だ。

当然FBIの入国は難しいが、同僚を殺された捜査官は

奥の手、通信社を使って、サウジへ入国する。

そこで対応に当たったのは、彼ら自身の同僚も

多数殺された、警察官だ。

はじめ、好意的でなかった彼が、王子との会見の席で彼を誉めたことが気に入って

それから、好意的になる。

が、事件は、犯人グループに近づくにつれ、発砲事件や車による爆破事件など

めまぐるしいアクションが繰り広げられる。

最後は、捜査員の一人が拉致され、救出に向かい

罠にはまり、警官は殺される。

一方、おかげで、テロのボスを殺すことに。

殺しの連鎖はいつまで続くのか、それを暗示して映画は終わる。

大掛かりなセットを本物そっくりに作り、一方現場の撮影シーンを織り交ぜて

迫力は本物だ。手持ちカメラが、躍動感を高める。

アクションでありながら、テロという現実に立脚しているだけに社会性がある。



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呉清源

2008-07-03 18:18:42 | 映画
呉清源は、囲碁の世界で最強の棋士と言われた人物だが、

中国人ゆえに、日中戦争のさなかを生きた稀有な人でもある。

さらに、それゆえ、新興宗教に走り、その宣伝塔として利用された。

たしかに、波瀾万丈の人生で、映画のテーマになりそうだ。

それを、中国人の監督が、日本人俳優が主体の映画を撮った。

取りようによっては、かなり面白い映画だが、

結局、囲碁についてはあまり触れず、その人生を描いている。

呉を演じる中国人俳優が、日本語がたどたどしく

ちょっと、気の毒な気がする。

囲碁のシーンと普段の生活が、絡み合って描かれるが、

登場人物が、よく知らないで見てしまうと、わからぬままに話が進むので、

話の興がそがれる。

せっかくの題材だが、見る人が見ないとわからないところが

皆の賛同を得られるだろうかと思う。

面白い題材だけに惜しまれる。

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「告発のとき」

2008-07-02 18:48:22 | 映画
アメリカの戦争映画も、イラク戦争がテーマになってきた。

この映画は、イラクから帰還した兵たちの物語だ。

だが、正面から描かず、帰還兵の行方不明事件から始まる。

元軍警察官が、息子の行方不明の知らせを受け、

基地に向かうが、なかなかうまくいかない。

そんなとき、息子が殺され刻まれ、焼却されて発見される。

死体検分の折、携帯をこっそり持ち出し、

録画シーンの修復を業者に頼む。

一方、この事件の捜査に当たる女刑事ができもので、美人だ。

イラクでの戦闘シーンが明らかになるにつれ、

兵士たちのイラクでの戦闘のすごさが

事件に影を落とす。

強いアメリカ軍にあこがれ、軍を退役した男が

二人の息子を軍に入れた意味は何だったのか。

ラスト、さかさまにした星条旗がその意味を語る。

アカデミー賞は逃したが、犯罪映画としても面白く

登場人物がよく描かれ、好演している。

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