素直な悪女

１９５６年の作品だ

そう５０年以上前。

小悪魔といわれ一世を風靡した

ブリジットバルドーの初期作品。

この作品で、３人の男を惑わす。

というか、彼女の存在自体が魅惑なのだ。

このことで彼女自身も悩む。

でも、男は次々と問題を起こす。

結婚までするのだが、

浮気というか、別の男と寝てしまう。

一時、バルドーの旦那だったロジエバディムの作品。

彼女にほれ込んでいる様がにじみ出ている。

ただ、このDVD、カットされているのか

肝心の場面が少ないように思うのだが。

女の子ものがたり

西原理恵子の漫画の映画化だ。

自堕落な生活をして、漫画が描けない漫画家

そこへ編集者がやってきて、彼女を再生させようする。

編集者と付き合ううち、少女時代から青春時代の

甘酸っぱいころの思い出がよみがえる。

引っ越してきて、猫が縁で知り合った二人。

彼女らは、いじめられっ子だった。

貧乏と男運の悪さから、

つぎつぎとどん底の生活が

でもなさぬ仲のお父さんは「なにかしでかす」と勇気づけてくれた

二人の友達も、家庭運が悪く

一方、男運も悪く、

背伸びして、男遊びをしながら成長していく。

そんな物語だが、書けない漫画家を演じる深津絵里の

演技力というか、持ち味というか

なんとも、人生を背負った生きざまを演じられる

貴重な存在だ。

一方、カメラワークが素晴らしい

日本映画の伝統を守ったきっちりとした

ドラマ作り、四国の風景が美しい

風景の美しさが、女たちを勇気づけているのだ。