一里塚の先で道は一旦その姿を消し、その先の馬部(まのはまり)あたりで、農道として再び姿を現している。
農道脇にソバ畑が広がっているところには、また一つ一里塚がある。
更に先に進むと、旧街道の右手に野元神社が見えてくる。この神社はイザナギノミコト、イザナミノミコトを祀る神社だと言う。
そして、この神社を過ぎ、畑の中の農道を北に向かったところが、終点の肥前名護屋城跡である。
6月より咲いていた花「むくげ」
開花時期は、 6/25頃~10/15頃。
・中国原産。平安時代に渡来。
・中国名を「木槿(ムージン)」と呼ぶ。
漢字はこの字があてられている。
漢名の「木槿」の音読み「もくきん」が
変化して「むくげ」となったとも、
韓国の呼び方「無窮花(ムグンファ)」または
「ムキュウゲ」が変化して「むくげ」となった、
ともいわれる。
・朝方3時頃に開花した花は夕方にはしぼんで
しまう「一日花」で、
「槿花一朝(きんかいっちょう)の夢」
(人の世ははかない、の意)に例えられているが、
次々に別の花が咲くため長く咲くように見える。
韓国では「無窮花(ムグンファ)」といい、
国の繁栄を意味する花として国花になっている。
・強い花で、枝を切って地面に刺しておくと
いつの間にか根づくらしい。
・8月28日の誕生花(木槿)
・花言葉は「信念」(木槿)
・「道のべの 木槿は馬に 食はれけり」
松尾芭蕉(野ざらし紀行)
「それがしも 其(そ)の日暮らしぞ
花木槿」 小林一茶
(季節の花300より)