季節の花と言葉の花束

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長崎街道(二)⑤

2007-09-20 07:30:53 | インポート

蛍茶屋付近から始まる日見峠への坂道は、ほぼ現在の国道34号線沿いに進んで、日見トンネル手前で国道をそれ、頂上に至る。
日見峠は長崎の街の出入り口にあたる峠である。峠からの下りは、通称「七曲がり」と呼ばれる九十九折りの坂道で、その麓に「芒塚(すすきづか)の去来碑」がある。
これは、芭蕉門下で長崎出身の向井去来が詠んだ句が刻まれた石碑で、「君が手も まじるなるべし 花薄(はなすすき)」と記されている。


長崎の東部には山越えの道が続く。


7月に咲いていた花「禊萩(みそはぎ)」

開花時期は、  7/  1頃~  8/  末頃。 
・やや湿ったところに咲く。                 
・「みそはぎ」は「みそぎはぎ」を略したもの。
  「みそぎ」は水を注いで悪魔を払うこと。   
  「はぎ」は「萩」。                       
  旧暦のお盆のときに、ミソハギの枝を水に   
  浸して、仏前の供物に禊ぎ(みそぎ)をした。
  長野県などでは、お盆の日に、花に水をつけて
  玄関先でおはらいをして祖霊を迎える。     
・別名  「盆花(ぼんばな)」               
            上記理由から。                 


★江戸時代までの「8月」は、明治以降「7月」
  に前倒しになったので(旧暦→新暦)、     
  江戸時代までの”旧暦のお盆(8月中旬)”は
  今だと「7月中旬」に該当する。           
  ただ、実際には「7月中旬」と「8月中旬」の
  お盆があり、また、                       
  お盆といえばふつう「8月中旬」のことを指す
      = 8月13日~16日。              
             8月13日は「祖霊を迎える日」
             8月15日は「お盆」          
             8月16日は「祖霊を送る日」  

(季節の花300より)


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