一日一言
枯木(こぼく)花開く
浪人や失意の逆境にある者が思いも
寄らぬ幸福をつかむという場合のたと
えに用いる。また、実現いそうもない事
が叶えられるという時のたとえにも用い
いる。
★今年の芥川賞には黒田さんという
高齢の女性が受賞し、まことに枯木
花開くに相応しい快挙である。
類語:①枯木死灰花開く ②炒り豆に花が咲く
:③朽ち木に花が咲く ④枯れたる木にも花が咲く
:⑤窮沢流れを生じ枯木栄を発す
:⑥老い木にも花
1月に実を付ける樹木「冬珊瑚(ふゆさんご)」
ブラジル原産。明治中期に渡来。
・夏から冬にかけて
鮮やかな色の丸い実を
いっぱいつけるので、
その姿を珊瑚に見立て、
時期と合わせて
「冬珊瑚」という名前に
なったとのこと。
実の色の遷移がおもしろく、
花を咲かせたあとで
緑色の実になり、
それが「緑 → 黄 → 橙」の順で
色づく。
いろんな段階の色の実が同居して
緑色の実、黄色の実、橙色の実が
ほぼ同時に楽しめる。
・実はきれいだが毒があるらしく、
食用にはならない。
・寒さに強い。
・別名
「ビッグボーイ」
「クリスマスチェリー」
「玉珊瑚(たまさんご)」
いずれも、実の形からの
命名のようだ。
茄子(なす)科。
・学名
Solanum pseudo-capsicum
Solanum : ナス属
pseudo-capsicum :
トウガラシに似た
Solanum(ソラナム)は、
ラテン古名の
「solamen(安静)」が語源。
この属の植物に
鎮痛作用を持つものが
あることから。
(季節の花300より)