季節の花と言葉の花束

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季節の花「冬珊瑚(ふゆさんご)」

2013-01-23 03:52:08 | インポート

 
一日一言

枯木(こぼく)花開く

浪人や失意の逆境にある者が思いも

寄らぬ幸福をつかむという場合のたと

えに用いる。また、実現いそうもない事

が叶えられるという時のたとえにも用い

いる。

★今年の芥川賞には黒田さんという

高齢の女性が受賞し、まことに枯木

花開くに相応しい快挙である。

類語:①枯木死灰花開く   ②炒り豆に花が咲く

   :③朽ち木に花が咲く  ④枯れたる木にも花が咲く

   :⑤窮沢流れを生じ枯木栄を発す

   :⑥老い木にも花


1月に実を付ける樹木「冬珊瑚(ふゆさんご)」

ブラジル原産。明治中期に渡来。

・夏から冬にかけて
 鮮やかな色の丸い実を
 いっぱいつけるので、
 その姿を珊瑚に見立て、
 時期と合わせて
 「冬珊瑚」という名前に
 なったとのこと。

 実の色の遷移がおもしろく、
 花を咲かせたあとで
 緑色の実になり、
 それが「緑 → 黄 → 橙」の順で
 色づく。
 いろんな段階の色の実が同居して
 緑色の実、黄色の実、橙色の実が
 ほぼ同時に楽しめる。

・実はきれいだが毒があるらしく、
 食用にはならない。
・寒さに強い。


・別名
 「ビッグボーイ」
 「クリスマスチェリー」
 「玉珊瑚(たまさんご)」
   いずれも、実の形からの
   命名のようだ。

茄子(なす)科。
・学名
  Solanum pseudo-capsicum
   Solanum : ナス属
   pseudo-capsicum :
      トウガラシに似た

 Solanum(ソラナム)は、
 ラテン古名の
 「solamen(安静)」が語源。
 この属の植物に
 鎮痛作用を持つものが
 あることから。
(季節の花300より)


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