季節の花と言葉の花束

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「山茶花(さざんか)」

2013-01-30 04:50:55 | インポート

一日一言

胡麻(ごま)をする

他人の機嫌を取って自分の利益を図る

と言う意味から、上役などに追従して

自分の出世を図る場合などのたとえに

用いる。

★昔の同僚でどうも虫の好かない男が

いる、その嫌なことは、いつも上司に胡麻

をすることである。


10月から咲いている花「山茶花(さざんか)」

開花時期は、10/10 ~ 翌 2/10頃。
・花の少ない晩秋から
 初冬にかけて咲き出す。
 長い間咲き、
 正月を過ぎても楽しめる。

・椿(つばき)の
 漢名(中国名)の
 「山茶花」が、   
 いつの頃からか
 このサザンカの名前として
 間違って定着した。
 読みは「山茶花(さんさか)」
   →「茶山花(ささんか)」
   →「さざんか」
 というぐあいに変化したらしい。

 上記から、
 「山茶花」の漢字名も
 本当は誤用。
 (どこかで椿とサザンカが
  混同されたのでしょう。
  こういうのって、
  一度定着したら軌道修正は
  ほとんど不可能ですね。
  みんな、その間違ってる方
  を本物と思ってしまうから)


・日本が原産地。
 江戸時代に長崎の出島の
 オランダ商館に来ていた
 医師ツンベルクさんが
 ヨーロッパに持ち帰り、
 西欧で広まった。
 学名も英名もサザンカ
      (Sasanqua)。


・花はとてもよい香り。

・花びらは1枚ずつ散る
 (「薮椿」は花ごと散る)。
 開花時期は、
 薮椿は春になってから、
 山茶花は秋から冬咲き、
 と異なる。
 また、寒椿とは、
 葉っぱも花も開花時期も
 ほぼ同じで
 なかなか見分けがつかないが、
 背丈でおおよそ区別できる。
  → 寒椿
 (ただ、寒椿の中でも
  背の高い「獅子頭」
  などとは 
  なかなか区別しにくいです)


・11月3日、12月4日の
 誕生花(山茶花)
・花言葉は「困難に打ち勝つ、
    ひたむきさ」(山茶花)


・「山茶花を
  雀のこぼす 日和かな」
   正岡子規  

 「山茶花の
  花や葉の上に 散り映えり」
   高浜虚子 
(季節の花300より)

 


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