人生訓話(24)
「いまなんじは画(かき)れり」
孔子の弟子、再(でん)求がいった。「子の道を喜ばざるに非ず。力足らざるなり。子曰く。力足らざる者は中道にして廃す。今なんじは画れり」とある。弟子の再求には先生の説かれる道は結構だとは思うが、あまりにも立派すぎて、感心はするが、自分が力が足りないので手が出せないと嘆息したのである。そこで孔子がいわれるには、お前のは自分で自分の力を見切っているのだ。見限りをつけているのだ。本当に自分の力が足りないのなら、やってみて、やれるだけやってみて、中途で名が出してもいいのだ、お前のは精一杯やってみもしないで、「自分にはそれだけの力がなにのだ」と勝手にきめてかかっている。誠に惜しいことだといわれたというのである。
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10月から咲く花「苗代茱萸 (なわしろぐみ)」
開花時期は、10/ 5 ~ 11/20頃。 バドミントンの 羽根みたいな形の花。 香りも良い。 ・ふつうは、 春に花が咲いて 夏または秋に実がなる、 というパターンがほとんどだが、 この苗代茱萸は、 秋に花が咲いて、翌春に実がなる、 という変わったタイプ。 イネの苗代を作る頃に 実ができることから、 この名前になった。 ・3~4月頃に赤い実がなる。 食べられる。 いわゆる”グミ”の一つ。 鳥の好物。
(「季節の花300より)
