人生日訓(31)
「木を植ゆれば鳥を栖(す)ましむ」
これは日蓮上人が佐渡の国に流罪となって、渡船の順風を寺泊に待っているときにかかれたもの、文永八年十月二十二日の書簡、行間、烈烈たる信火が燃えているのを感ずる。著者は日蓮上人のことについては、ほとんど素人なので、この一句を手にしたものの、その真意を解釈するだけの学解に乏しい。自然、我流のこじつけに鳴って居るかも知れない。著者にはこの一句が素晴らしいものと受け取れる。その対句は、上に「水を澄ませば月をうかがう」とある。何事も先手を打っているのである。水が濁っていれば駄目である。心の水が濁っていては月光は受け取れない。鳥をいくら呼んでも集まらぬのは水が足りぬのである。樹葉に鳥のついばむ虫がないからである。もし鳥を住ましたいと思ったら、先ず、手始めに、鳥の住めるような環境を作ってやることである。鳥を呼び寄せる正当な手段をとらねばならない。
==========================
10月から咲く花「十月桜(じゅうがつさくら)」
開花時期は、10/20 ~ 翌 1/10頃。 (二度咲き→ 3/20 ~ 4/10頃)。 ・花弁は白、または、うすピンク色。 ・全体のつぼみの3分の1が 10月頃から咲き (開花ピークは11月)、 残りの3分の2は春に咲く。 1年に2回楽しめる。 春の花のほうが少し大きいらしい。 秋や冬に、 「季節はずれに桜が咲いてるな」 というときは この十月桜であることが多い。 ・同様に、 秋から冬にかけて咲く桜に 「冬桜」がある。 (上記「写真集」に掲載) 「十月桜」と「冬桜」は似ていて、 「十月桜」の花びらはやや細めで、 八重のものもあり、 「冬桜」の花びらは太めで、5枚。 (両方並んでたら区別は難しそう・・)。 群馬県藤岡市鬼石(おにし)に 冬桜の名所がある。 十月桜も含めて、 秋から冬にかけて咲く桜のことを 総称して「冬桜」と 呼ぶこともあるようだ。 ・秋冬に咲く「桜」には 子福桜(こぶくざくら) もある。
(季節の花300より)
