一日一名言(122)
文見えたり。天下のそらごとならむと思へば、
「ただ今、ここちあしくてあれば」とて、やりつ(無視した)
作者は「本朝三美人の一人」とうたわれ、歌人としてもほまれの高かった
平安中期の女性、藤原道綱の母「陽炎日記」作者。
名前は伝えられず、没年は不詳。一粒種の道綱は、「此の世をば我が世とぞ
思」った藤原道長の異母兄にあたる。
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1月に咲いている花「チジョウソウ [吉祥草]」
花の特徴 淡い紅紫色の花が穂状につく。 花は下から上へと咲き上がっていく。 花びら(花被片)は6枚あり、まくれるように反り返る。 花びらの外側は濃い紅紫色、内側は淡い紅紫色である。 6本の雄しべと1本の雌しべが花の外に突き出している。 花は葉より低いところにつくので、なかなか見つけにくい。
葉の特徴 根際から生える葉の形は広めの線形である。 ジャノヒゲ(蛇の髭)に似ているが、葉の幅がそれより広く、明るい緑色をしている。
実の特徴 花の後につく液果(果皮が肉質で液汁が多い実)は赤紫に熟し、動物に食べられて広がる。
その他 和名の由来は、吉事があると開花するという伝説からきている。 属名の Reineckea はベルリンの園芸家「ライネッケ(H. J. Reinecke)さん」の名からきている。 種小名の carnea は「肉色の」という意味である。
(花図鑑より)
