一日一名言(128)
そう、美だよ。わかっておくれよ!ただ美だけが神聖なのだ!
20世紀ドイツ文学の最高峰、トーマス・マンの初期の代表作の一文である。
コレラが蔓延するヴェニスのうらぶれた広場。その一角で、行き倒れたように
座り込む主人公、フォン・アシュエンバッハは冒頭の言葉をつぶやく。
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1月に咲いている花「ゴクラクチョウカ(ストレリチア) [極楽鳥花]」
花の特徴 黄橙色の鶏冠のように見えるのが花(萼片)である。 くちばしのように見えるのは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。
葉の特徴 長い茎のように見えるのは葉の柄である。 葉は長めの楕円形で、長さ40センチ、幅15センチくらいある。
実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
その他 今では温室に咲く植物の定番となっている。 和名の由来は、花の姿を「極楽鳥」の鶏冠に譬えたものである。 英名はバードオブパラダイス(bird of paradise)である。属名の Strelitzia はイギリスのジョージ3世の皇后の出身家「ストレリッツ(Strelitz)」にちなむ。種小名の reginae は「女王の」という意味である。
(花図鑑より)