一日一名言(132)
金銀、平日は至宝なれども、饑寒(きかん=飢饉や酷寒)の用をなさざれば、
金銀を集むるは何の為にや
「甘藷(さつまいも)先生」の名で親しまれた青木昆陽は江戸・日本橋の魚商
「佃屋」の長男だった。彼は学問に打ち込み、経済、つまり「経世(世の中を
治めること)済民(民を救うこと)」の道を目指す。冒頭は彼の随筆に見える
「何のための蓄財か」は現代への問でもある。
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「サザンカ [山茶花]」
花の特徴 枝先や葉の脇に花径5センチから7センチくらいの白い5弁花をつける。 花は横に平らに開き、雄しべは椿(ツバキ)のように筒状にはならない。 園芸品種には、花の色が赤や桃色のもの、八重咲きをするものなどがある。 花弁はばらばらに散る。
葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。 葉の先は尖り、縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。 椿(ツバキ)の場合はぎざぎざ(鋸歯)はない。 葉の質は革質で艶があり、表面は濃い緑色をしている。
実の特徴 花の後にできる実は球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。
この花について 果実から採取した油は椿油と同様に用いられる。 和名の由来は、山茶花の読み「サンサカ」が訛ったものと言われている。 属名の Camellia はイエズス会の宣教師「カメル(G. J. Kamell)さん」の名からきている。マニラに住み、東アジアの植物を採集した。 種小名の sasanqua は「山茶花」のことである。
(花図鑑より)