季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「蜜柑」

2013-01-26 05:08:36 | インポート

一日一言

こまっしゃくれる

子供が大人のようなませた言動をすること。

子供が妙に小賢しい振る舞いをすることを

表す時に用いる。「こまさくれる」とか

「こまっちゃくれる」と言うようにも使う。

★従妹の娘は、まだ幼稚園なのに妙に

こまっしゃくれた話し方をする。


冬の果樹「蜜柑」

・もっともポピュラーな
 「みかん」♪
・中国から渡来した柑橘類をもとに
 日本で作られた品種。
・鹿児島県原産で、
 全国で栽培されている。

・ふつう、種子(タネ)はない。
・初夏に白い5弁花が咲く。
・葉は光沢あり。
・みかんの皮を干したものを
 「陳皮(ちんぴ)」と呼ぶ。


・別名
 「温州蜜柑
  (うんしゅうみかん)」
   誕生地は鹿児島県だが、
   市場に出回る名前として、
   中国江南地方の、
   柑橘類名産地の
   「温州(うんしゅう)」
   の名がつけられ、
   そこから「温州みかん」
   の名で呼ばれる。

・愛媛県の県花(蜜柑)
   → えひめみかん


・「橘(たちばな=みかん)は
  実さへ花さへ
  その葉さへ
  枝(え)に霜降れど
  いや常葉(とこは)の樹」
   万葉集
   聖武(しょうむ)天皇
(季節の花300より) 


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季節の花「万両」

2013-01-25 05:29:48 | インポート

一日一言

小骨を折る

ちょっとした努力、わずかばかりの人力

などで苦労したり、気を遣ったりすること

を表すときのたとえに用いる。

★友人の子息のために就職の斡旋をし、

小骨を折ってあげた。


冬に実を付ける樹木「万両」

万両の花は7~8月頃に咲き、
 12月頃から冬にかけて
 実が赤くなる。
 万両のなかには
 実が白い種類もある。
・正月の縁起物に使われる。


・万両と千両の名前の違い。 
       
 千両は葉の上の方に
 実をつけるので 
 鳥に食べられやすく、
 万両は葉の下に実をつけるので
 食べられにくく、
 その分、
 実がしっかり残るから・・。

 (でも、万両の実も、
  覆いをしておかないと
  翌年の2月頃までには
  ほとんど食べられて 
  しまうようだ)。

 また、万両の実は垂れ下がり、
 千両は上向きに
 つくので、
 万両の実は重く千両の実は軽い、
 との発想からこの名になった、
 ともいわれる。

 百両や十両は、
 それらに比べ背が低く、
 実の数も少ないからことから
 こう名づけられたらしい。


・千両は、江戸時代後期までは
 「仙蓼」の字で表現された。


・百両
  葉っぱは細長く
  ギザギザがない。
  千両、万両より背が低い。
 十両
  百両よりも背が低い。
  葉っぱはギザギザ。


・百両の別名
 「唐橘(からたちばな)」。

 十両の別名
 「薮柑子(やぶこうじ)」。
   薮柑子の名は、
   薮の中に自生していて、
   葉の形などが
   柑子(こうじ)みかんに
   似ていることから。


・12月29日の誕生花
      (千両の実)
・花言葉は「富、財産」
      (千両の実)


・「吾が屋前(には)の
  花橘の いつしかも
  珠(たま)に貫(ぬ)くべく
  その実成りなむ」
   万葉集 大伴家持

 「この雪の
  消残る(けのこる)時に
  いざ行かな
  山橘の 実の照るも見む」
  (山橘=十両:薮柑子)
   万葉集 大伴家持
(季節の花300より) 


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季節の花「柾(まさき)」

2013-01-24 06:53:02 | インポート

一t日一言

小骨が多い 

細かな骨が多く厄介だという意味で、

小うるさい事や、口やかましいことを

表す時の形容として用いる。

★どもも内の婆さんは小骨が多い人で

家族から敬遠されている。


冬に実を付けている樹木「柾(まさき)」

・海岸近くの林などに自生する。
・葉は革質でブ厚い。
・秋から冬にかけて
 オレンジ色の実をつける。
・庭木や生け垣によく使われる。
・「正木」とも書く。


・”斑(ふ)”入りの葉のものは
 「黄覆輪柾」
 (きふくりんまさき)という。

 葉っぱのふちや中央部に
 斑が入るものや、
 葉っぱが金色に輝くところから
 「黄金柾(おうごんまさき)」と
 呼ばれる品種もある。
錦木(にしきぎ)科。
・学名
  Euonymus japonicus
   Euonymus : ニシキギ属
   japonicus : 日本の

 Euonymus(ユオニマス)は、
 ギリシャ語の
 「eu(良い)+ onoma(名)」
 が語源。
 ”良い評判”を意味する。
(季節の花300より)



 


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季節の花「冬珊瑚(ふゆさんご)」

2013-01-23 03:52:08 | インポート

 
一日一言

枯木(こぼく)花開く

浪人や失意の逆境にある者が思いも

寄らぬ幸福をつかむという場合のたと

えに用いる。また、実現いそうもない事

が叶えられるという時のたとえにも用い

いる。

★今年の芥川賞には黒田さんという

高齢の女性が受賞し、まことに枯木

花開くに相応しい快挙である。

類語:①枯木死灰花開く   ②炒り豆に花が咲く

   :③朽ち木に花が咲く  ④枯れたる木にも花が咲く

   :⑤窮沢流れを生じ枯木栄を発す

   :⑥老い木にも花


1月に実を付ける樹木「冬珊瑚(ふゆさんご)」

ブラジル原産。明治中期に渡来。

・夏から冬にかけて
 鮮やかな色の丸い実を
 いっぱいつけるので、
 その姿を珊瑚に見立て、
 時期と合わせて
 「冬珊瑚」という名前に
 なったとのこと。

 実の色の遷移がおもしろく、
 花を咲かせたあとで
 緑色の実になり、
 それが「緑 → 黄 → 橙」の順で
 色づく。
 いろんな段階の色の実が同居して
 緑色の実、黄色の実、橙色の実が
 ほぼ同時に楽しめる。

・実はきれいだが毒があるらしく、
 食用にはならない。
・寒さに強い。


・別名
 「ビッグボーイ」
 「クリスマスチェリー」
 「玉珊瑚(たまさんご)」
   いずれも、実の形からの
   命名のようだ。

茄子(なす)科。
・学名
  Solanum pseudo-capsicum
   Solanum : ナス属
   pseudo-capsicum :
      トウガラシに似た

 Solanum(ソラナム)は、
 ラテン古名の
 「solamen(安静)」が語源。
 この属の植物に
 鎮痛作用を持つものが
 あることから。
(季節の花300より)


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季節の花「南天」

2013-01-22 04:58:28 | インポート

一日一言

枯木(こぼく)栄を発す

枯れた木に花が咲くたとえのように一度

衰えたものが再び勢いを盛り返すという

意味で、晩年になって思いもよらぬ発展

ぶりを示す場合をたとえていうのに用いる。

★自民党の衆議院議員選挙の大勝は、

まさに枯木栄を発するが如しであった。

類語:①枯木花開く     ②枯木死海灰花開く

   :③枯木に花      ④炒り豆に花が咲く

   :⑤朽ち木二花が咲く ⑥老い木に花


冬に実を付ける樹木「南天」

・開花時期は、 6/15 ~ 7/10頃。
・中国原産。
・花は比較的地味な白い花。
 真ん中は黄色。

・漢名の「南天燭」を
 略して「南天」。
 「なんてん」は
 「南天」を音読みしたもの。

・秋に赤い実をつける。
 鳥が食べない限り
 冬中見ることができる。 
  (鳥の大好物のようです)
 実を乾燥させたものには
 「せき」止めの効き目がある
   → のどあめがありますね。
 また、葉には「ナンジニン」
 という成分を含み、
 殺菌効果がある。


福寿草の花と南天の実とセットで
 「難を転じて福となす」という
 縁起物の飾り付けが
 されることがある。
 (特にお正月に多いですね)。
 また、無病息災を願う、
 「南天の箸(はし)」と
 いうのもある。
 防火・厄除けとして
 庭先や鬼門にも植えられる。

・京都の金閣寺の床柱は、
 南天の材を使って 
 いることで知られている。
(季節の花300より)




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