町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

虹が丘営業所の新顔エアロスター・QPG-MP35FM

2020年09月05日 | 東急バス

東急バスの虹が丘営業所では、沿線に広がる巨大団地と田園都市線の駅を結ぶ路線の特性上、ノンステップバスが販売されて以降もツーステップ車を導入しており、低床車のみの販売に移行した2002年度以降の新車はワンステップ車を長らく配置していました。この原則が崩れたのは201010月のことで、弦巻・川崎・東山田の3営業所から三菱ふそう・いすゞ自動車のノンステップ車が転入し、2015年からは新車で三菱ふそうエアロスターのノンステップ車を導入しました。しかし、ワンステップ車も並行して導入している為正面ライト周りをモデルチェンジした新型エアロスターのワンステップ車も見ることが出来ます。

春爛漫の鷺沼駅ロータリーに到着したNJ1668号車(QPG-MP35FM2016年式)。標準尺の中4枚折戸仕様車で、この車両の導入と引き換えにNJ491号車(KL-MP35JM)が除籍され、北海道の宗谷バスに移籍しています。

同型式で2017年導入のNJ1770をリア部から。東急バスのワンステップ車は低床車である事を示す為、車体裾部や側窓上部にも赤帯が入っていましたが、ツーステップ車が全廃されている現在では識別の意味が薄れたので赤帯1本カラーに原点回帰しています。

以前は紺色を基調にカラフルな模様が入る座席モケットでしたが、シンプルな明るめの青系に変更されて瀟洒な印象の車内。やはりステップを備えた折戸の車両は路線バスらしさを感じさせてくれますね。

停留所名表示器は青葉台と同じくLED1段表示でした。ECOドライブのメッセージは車両によって貼られていないものもあるようです。同じ川崎市内の高津営業所管内では液晶式に置き換えが完了していますが、こちらはその予定は暫く無さそうですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

団地輸送に活躍する東急バス・ブルーリボンⅡワンステップ車

2020年07月12日 | 東急バス

前回は新型ブルーリボンの長尺ノンステップ車を記事にしましたが、今日はその始祖となったブルーリボンⅡの大型ワンステップ車です。今回撮影の車両も青葉台営業所の所属車両で、同所には日野自動車の車両が多数在籍し大規模団地からの通勤輸送や高校・大学への通学対策のため長尺の3扉車も配置されたことがあり、2005年まではそれらの代替でワンステップ仕様のブルーリボンシティが導入されていた為、その流れで導入されました。

青葉台駅ロータリーで待機するAO759(PJ-KV234Q1・2006年式)、前年で販売を終了したブルーリボンシティ・ワンステップ車に替わるいすゞエルガのOEM供給車で、外観や車内に差異は見られずハンドル部分に日野自動車のHINOのロゴが入っていること以外は全く同一です。翌年2007年には短尺・中引戸仕様の車両が新製配置されると共に淡島・虹が丘からの転入もあった為、2種類のブルーリボンⅡが見られるようになりました。

上と全く同じ型式のAO760。2006年度にはAO752〜760の5台が導入され、現在も他営業所へ転属する事も無く青葉台一筋で活躍を続けています。中4枚折戸は通勤対降車時間短縮の為に選択された設備で、都心部のツーステップ車ではよく見られたものですがノンステップの中引戸が増加した今は珍しくなってしまい、一昔前の路線バスらしい雰囲気を色濃く感じます。

AO758をリア部から捉えました。こちら側もエルガと変わるところは全く無く、判別は不可能です。

後部の段差が少ない為かノンステップ車よりも広い印象の車内。再生工事も受けているため、経年車にしては綺麗な状態を保っています。幅の広い折戸もすっかり貴重になりましたね。。。

今後はノンステップ仕様の新型エルガ・ブルーリボンやエアロスターなどで置き換えられてしまう事と思いますが、今や都心に近い地域では折戸を持ち段差のある車両は珍しい存在になりつつあります。まとまった数が在籍している内に、乗車と撮影を楽しんでおいた方が良さそうですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青葉台営業所の長尺ブルーリボン・ノンステップ車

2020年07月10日 | 東急バス

神奈川県内の東急バスは、巨大な団地や新興住宅地と鉄道駅の連絡輸送に当たる特性から朝夕の通勤ラッシュ対策で長尺車を古くから導入しています。2015年にフルモデルチェンジを行った新型いすゞエルガと、そのOEM供給車である日野自動車のブルーリボンでもその流れが踏襲され、20163月には初めて長尺車体のブルーリボンが青葉台営業所に導入されました。

東急初の長尺車体のブルーリボン・ノンステップ車AO1519(QDG-KV290Q1・2015年式)。それまで導入されていた中4枚折戸のワンステップ車が廃止されたことを受け導入が始まりました。

ラッピング仕様になっている上と同型式のAO1620(2016年式)。ホイールベース6000mmのQ尺仕様は都区内路線に配置されているN尺(5300mm)車よりも堂々たるスタイルが魅力的です。上のAO1519は青31系統鴨志田団地線、下のAO1620は日体大線に充当されている姿で、いずれも平日日中は5〜6分間隔、土日祝日でも10分程度の間隔で運行され平日に限り午前1時台まで深夜バスも運行される基幹路線で通勤・帰宅時間帯は長尺大型車が威力を発揮します。

ホイールベースが延長されノンステップエリアの座席が増設された車内。後部の中ドア付近は1人掛け座席とし、流動性に配慮しています。

少々意外だったのはこちらの停留所名表示器で、都区内の営業所では大型液晶ディスプレイに換装されていますが、青葉台営業所管内では旧来からのLEDスクロール表示のものが現在も使用されていました。筆者は後ろの席からも見やすいので割と好きですが、このタイプの表示が見れるのはいつ頃まででしょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青葉台のブルーリボンシティ

2017年03月18日 | 東急バス

東急バス青葉台営業所では、虹が丘営業所と同様に巨大な団地が多数存在するため通勤ラッシュ対策として1987年以降、長尺大型車の導入を進めてきました。路線車は日野自動車と日産ディーゼル(UDトラックス)を中心に配置され、過去にはブルーリボンの高出力・長尺3扉車など特徴的な車両が多数見られましたが、低床車の登場以後もその陣容はバラエティーに豊んでいます。その中で、かつて青葉台では主力だった日野自動車の車両のうち、最末期に導入されたブルーリボンシティの姿を捉えました。

十日市場線に充当され、乗客を降ろして待機中のAO635(KL-HU2PREA・2005年式)です。青葉台の名物車とも言えるこの型式は2003年に13台、2005年に3台が導入され、写真のAO635は2005年度導入分で手摺や床材の仕上げに相違が見られます。2003年度導入分は既に除籍済みなので、見掛ける機会もすっかり減少しましたね・・・。

上のAO635と同時に導入されたAO634(型式も同一)、鴨志田団地線に充当され折返し待ちの姿を撮りました。全長11.39メートルの大型車体とワイドな中4枚折戸は朝晩の通勤時間帯に本領を発揮します。

青葉台駅に引き返すAO634号を後部から捕らえました。後部の座席の背もたれが見えない(下部を黒で隠している窓に注目)事から、ロングシートになっている事が伺えます。

今回はAO636の姿が見れなかったことや、特徴的な車内の写真が撮れなかったのでまた近い内に撮影に行きたいですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

再び越後交通訪問

2015年03月28日 | 東急バス

今年も毎年恒例の青春18きっぷのシーズンがやって来ましたが、あっちこっち遠出していたらすっかりブログの更新がご無沙汰になってしまいました。今日からまた更新を再開いたしますので間隔は開き気味になるとは思いますが、よろしくお付き合いの程お願い申し上げます。今回は新潟遠征の際に再び越後交通の長岡市近郊路線に乗車してきたので、道中撮影した移籍車両の画像をアップしたいと思います。

今回も柏崎駅からバスで長岡入りしましたが、一発目は元東急キュービックが現れ長岡駅までの1時間たっぷりU-LVのエンジン音を堪能でき大満足で東口へ向かうと、早速これが停車していました。もうすっかり越後の地で御馴染みの元東急ブルーリボン・日野KC-HT2MLCTです。快速栃尾車庫行きの運用に入るため待機しているところですが、時刻表を確認したところ発車まで50分近くもあったので暫くターミナルに出入りするバスを撮ることに。

どんよりとした空で、霙が降る中やってきたのはまたまた元東急のU-LV324Kです。同車はこの後に村松行きになりましたが、こちらの方が早くに発車するので予定を変更しこちらに乗り込みました。

終点の村松回転場は山間部の集落にある小さな折り返し場で、蓬平温泉への玄関口でもありこの先はNPO法人・中越防災フロンティアが運行するクローバーバスで連絡しています。折りしも平日の朝だった為、クローバーバスから乗り継いでくる高校生達で山間の停留所が俄かに活気付きました。

朝から続けざまに元東急キュービックに乗車でき、浮かれ気分で長岡駅東口へ戻り降車すると、4番線乗り場に川崎経由の上見附車庫行きにこの車両が待機していました。

一瞬プロパー車?と思いましたが、よく見ると元・川崎市交通局のU-LV324Kです。フロントガラスからも確認できますが、川崎市の名所を描いた青の座席がそのままになっています。キュービックと富士重工7EのU-LV両方に乗車出来るとは・・・と思いつつシャッターを切り、最前列の展望席を確保して上見附車庫まで向かうことにしました。

終点・上見附車庫で、折り返しを待っているブルーリボンとツーショット。右のブルーリボンは自社発注のプロパー車でU-規制車ですが、床がフローリング仕上げなので見た目以上に古い印象を抱かせます。(これは、降雪地帯で運行するため滑りにくい木の床が好まれた為)

車庫を出るまでに、乗車して来た7Eをもう一度撮影。運転士さんが待機時間を利用してせっせと車内を清掃していました。少しでも快適に利用してもらいたいという配慮でしょうが、車両そのものを大切に扱っている様子が伝わってきて嬉しくなりますね。この日はこの2台以外にもこんな車両がいました。

みつけコミュニティバスの運用に入る為待機中の元東急レインボー・KK-HRJ1KEEです。観光バスマスクが特徴のこの車は自由が丘駅発着路線に充当されていました。

こちらも元東急・三菱ふそう・エアロミディのKC-MJ218Fです。小回りの利く割りに定員の多いボディはコミュニティバスなどで絶大な威力を発揮しているようです。この後はブルーリボンで再び長岡駅へ引き返します。

上越線の列車まで時間があるので駅前をウロウロしていると、なんと今度は川崎市交通局のキュービックが停車していました。こちらは新たにV8エンジンを積んでモデルチェンジしたKC-LV380Lです。この日は急行大野積行きに充当されていました。

そして最後はこれまた川崎市交通局のU-LV324Kです。先ほど乗車した同系とは異なり、ラッチ式二段窓から逆T字窓になっているタイプですが、半日足らずの時間で2種類の7Eを見れるとは思いませんでした。今回も駆け足でしたが、多くの移籍車両を目に出来大変充実した旅になりました。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする