舞浜駅で京葉線の撮影後は、毎年恒例のクリスマスライナーを運行しているディズニーリゾートラインもついでに撮影して来ました。11月7日から今日までの実施だったので乗車された方も多いことと思います。
東京ディズニーシー・ステーション駅の降車ホーム先端にて。意外と駅撮りが難しいディズニーリゾートラインの中で、この場所は進入して来る列車を綺麗に収められます。イベント時の特別装飾は大抵この緑の第4編成が充当されることが多いようですね。ディズニーリゾートラインでは鉄道会社で一般的な「000系」「000形」などの呼称は無く、リゾートライナーの名称で呼ばれ編成の識別は車内の貫通路上に表示された二桁の番号で行われています。製造は跨座式モノレールではトップのシェアを占める日立製作所で、VVVFインバーター制御の6両編成(4M2T)を組み5編成が在籍しています。
2001年7月に開通したこのディズニーリゾートラインはオリエンタルランドの子会社である舞浜リゾートライン株式会社により運営されている日本跨座式モノレール路線で、全線が単線の環状線で反時計回りに進む一方通行の列車のみが運転されています。ミッキーマウスを象った独特の窓を持つ大胆なデザインの車両のスタイルや施設間の移動を目的としている点からアトラクションの一種のように見えますが、JRや民鉄などと同様に鉄道事業法が適用され、保安装置にATCを備えているなど歴とした鉄道路線として扱われています。写真でもわかるように、運転士(呼称はドライバーキャスト)は通常は乗務せずATOによる自動運転を行いますが後部の車両にはドア扱いなどを行う車掌(ガイドキャスト)が乗務しており、既存のATO導入路線とは逆の形態になっている点も大きな特徴です。尚、車両の重要部検査は京成電鉄に委託されており宗吾車両基地で受ける為、検査の時期が来るとはるばる宗吾参道までトレーラーで深夜帯に陸送されます。
車内の様子。モノレールでは標準的なロングシートですが、中央部がラウンドした独特の座席で応接間のような雰囲気を出しています。今年もかなり派手に装飾されていますが、注目すべきはミッキーマウスをモチーフにした吊り手です。6両編成で236個備えられているとのことですが、全てにサンタ帽が被せられていました。凄い気合の入れ様ですね~・・・。
扉もしっかりラッピングされていました。ごく一般的な1.3メートルの両開き扉で鴨居部にはLED表示器を備えており、開閉時にはドアチャイム(多摩都市モノレールやJR東海313系などと同じ音色)も鳴動します。この部分は唯一通勤電車らしさを感じるところですね。
終わりに今期のフリーきっぷ。図柄が違う3枚を集めると非売品のピンバッジを貰えるんですが、3枚ともに日付も異なっていなければならないので集めようとすると結構大変なんですよねぇ、これ・・・。来年3月31日までの発売なので収集している方はお早めにどうぞ~。