町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

小田急バス、7E最末期の頃

2014年12月12日 | 小田急グループの鉄道・路線バス

いよいよ明日は待ちに待った神奈中オリジナルバスコレ第4弾の発売日となり、なかなか寝付けない夜を過ごしている方も多いのではないでしょうか(笑)筆者もいい大人ですが遠足を前日に控えた小学生のような気分でパソコンに向かっております。

さて、神奈中の話題から始まってしまいましたが今夜もまたデジカメの画像を漁っていたら、小田急バスの7Eボディー車が最後の活躍を見せていた頃に通学の途中で撮ったちょっと懐かしい画像が出て来たので同じ小田急グループ繋がりということで、いくつかアップしたいと思います。かなり適当に撮影しているのでお見苦しいですが、なにとぞご容赦くださいませ・・・(汗)

新設された向ヶ丘遊園駅北口のバスロータリーで、たまたまやって来た1996年式のKC-LV380Lです。この型式は標準尺を名乗ってはいますが実際は他の営業所のL尺車より車体が短く、中扉の直前が超狭幅の固定窓になっています。生田営業所に在籍する7Eは行先表示器がLED化されているのが特徴の一つでしたが、この車両は生田で活躍した7Eの中で最後まで幕式を維持しました。

上の96-E7145の車内です。KC-規制車ですが、扉の下側の手摺りや中扉に取り付けられたシートベルト状の安全帯など小田急バス独特のスタイルを引き継いでいます。翌年(1997年)導入分よりベルト状の安全帯などは廃止され、他社でも見られる黄色いゴムの被覆を施したチェーンになりました。明大正門にて。

運用を終了して除籍され、町田営業所にて留置中のE7145号車。隣のF7153とはほぼ同時期の導入でしたが、一足早くに戦線離脱となりました。

新百合ヶ丘駅のターミナルで、待機中に幕を回しているE7145号車。この時点で、生田営業所管内では最後の方向幕装備車になっていました。

新百合ヶ丘駅バスターミナルで、エルガとの並び。7152号車の行先表示が「小田急」なのは、稲城市の駒沢学園へ向かう臨時の直行バスになっていたためです。

町田営業所に1台のみ配置されたN尺車。同所にはリフト車も在籍していましたが、最後の1台として残ったのはこちらでした。最末期に運用に入ると筆者以外にもカメラを向ける人の姿がちらほら見受けられました。鶴川駅で。

今はどこに行ってもエルガだらけの小田急バスですが、一世代前まではこの富士重工17型Eボディを架装したいすゞLVが主力でした。小田急の17型Eボディー車は1988年より登場し武蔵境営業所に配置されたのが始まりで、その後生田・町田向けの高出力車LV318系列も加わり、幾度かのモデルチェンジを繰り返しながら1997年まで導入を続け名実共に小田急バスの顔ともいえる存在でした。筆者にとっては余りにも身近すぎて撮影意欲が沸かずにいたのですが、「そういえば見掛ける機会がずいぶん減ったな・・・」と思い始める頃にはすっかり淘汰が進み、日本のあちこちへ転出している状況でした。

今はノンステップバスまでもが除籍される時代なので、地方転出組の活躍にも先が見えて来てしまった感がありますが、一日でも長く活躍できることを願いたいものです。

 

コメント
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