町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

祝・南武線の快速、運転区間延長と増発!

2014年12月19日 | 鉄道・バス雑記

既にJR東日本より来る2015年3月15日のダイヤ改正が発表され話題になっていますが、八王子支社からのリリースで、いよいよ2011年から復活した快速列車の運転区間が全線に拡大される旨発表になりました。設定当初の停車駅は川崎から鹿島田・武蔵小杉・武蔵中原・武蔵新城・武蔵溝ノ口・登戸と登戸から先の各駅で、東日本大震災の影響から実際には同年4月9日まで運転休止を強いられる多難なスタートでした。その後本年3月の改正で快速区間を稲城長沼まで延長し、同時に中野島・矢野口の両駅を通過することになり登戸始発だった上りの各駅停車が稲城長沼始発に改められ現在に至ります。

今回の改正では全区間への延長に伴い、稲城長沼より先の区間は府中本町・分倍河原のみに停車しそれ以外の各駅は通過になる他、1時間当たり2本で概ね30分毎の運転から土日祝日に限り1時間3本体制に増発になるなど、かなり大掛かりな改正となりました。

南武線の快速列車は旧国鉄時代、こげ茶色の車体の旧性能電車ばかりだった頃の1969年から中央線快速用の101系電車を借りて運転されていたことがあり当時は川崎から登戸間で日中概ね1時間毎の運転でした。この頃は東急線との乗換駅だった武蔵小杉・武蔵溝ノ口の両駅のみに停車し各駅停車より約10分程所要時間を短くしていましたが、この運転形態は列車の間隔が空いてしまうため不評を呼び新性能電車101系への置き換えを完了した1978年10月1日に各駅停車の速度向上を理由に廃止され、以来各駅停車のみのダイヤで運行されて来ました。

その後民営化され、沿線開発が進むと快速運転の復活を望む声も見られるようになり神奈川県知事らが度々要望するも公式には回答も無い状態が続いていましたが、2010年9月に南武線への快速列車新設が発表され実に32年ぶりの復活になりました。当初の区間は川崎~登戸間でしたが、線路改良工事が進行すれば何れ全線に拡大も・・・と囁かれてはいましたが、今回のダイヤ改正で晴れて実現したことになります。

また、来年は長期に渡り同線で主力を務めた205系・209系電車が全編成E233系8000番台に置き換えを完了する年でもあり一つの大きな節目になりますが、かつては都心で酷使された旧型電車が最後の活躍を見せる路線として「通勤電車の墓場」とまで呼ばれた時代を思えばあまりの変貌を遂げたことに感慨深いものを抱く方も多いのではないでしょうか。私も南武線ユーザーの一人として、今後の発展を見守ると共に撤退を間近に控えた205系・209系の記録も悔いの残らないように行って行きたいと思います。

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