かつて首都圏では富士重工ボディーを架装した車両が当然のように見られましたが、同社の2003年のバス事業撤退によりその歴史は終止符を打ちました。現在は経年による置き換えも完了しつつあり、首都圏の事業者に在籍する車両自体が珍しくなっていますが、江ノ電バスの湘南営業所ではKL-規制の新7Eがまとまった数在籍し、現在も活躍を続けています。
藤沢駅北口ロータリーで待機する新7E(日産ディーゼルKL-RP252GAN・2002年式)です。2003年まで販売されていた9メートル大型路線バスで、平成11年排ガス規制に合わせて販売されました。
上の155号車と共に導入された150号車。何れも2002年9月の導入で、最初は藤沢営業所配置→2011年6月に湘南営業所へ籍を移しています。中ドアには横浜市営や神奈中などでも見られるドアステッカーが貼られていることに注目。
上の新7Eの製造終了に伴い、RP系は西日本車体工業のボディーになりました。写真は2004年式で車体こそ異なりますが、型式は同一です。
おまけに、江ノ電バスも例外なくワンマン機器を更新しており運賃表示機がデジタルから液晶画面になりました。しかし、車内放送(以前の京王バスと同じ人)音声は更新されず、頻繁に変更される広告部分のみ似た声質のアナウンサーの起用で対処しています。