ここ数日、業務が繁忙期に入ってしまい目が回るほど忙しく、ネタ収集と記事を投稿する気力がすっかり失せていました。しかし、やっとのこと落ち着いてきたので、再び投稿を再開致します。6月の1発目は、スカート設置が見送られ注目を浴びている東急田園都市線の8500系8606Fです。
2003年の東武鉄道直通開始より廃車が開始され、8500系も予定通り直通運用に充当される事になりましたが、コスト削減も兼ねて経年が古く廃車計画がある編成には東武用ATS・スカート設置を見送っていました。しかし、諸般の事情により5000系の導入が止まってしまうと置き換えも必然的に中断され、最初の計画とは異なり大多数の8500系が続投することになりました。この編成もそんな流れで生き残ってしまい、今は唯一の行先方向幕装備・スカート無し編成としてマニアの熱い視線を浴びています。東武鉄道非直通編成なので、朝夕ラッシュ時のみその姿を見ることが出来る貴重な存在になりました。
準急運用に充当中、あざみ野駅で東武乗り入れ対応編成の8619Fとの並び。どちらも比較的初期の非軽量構体車です。今でこそ普通に8500系同士の並びが見れますが、後1年もしたら2020系が大量に送り込まれて来るので、こんな場面も良い記録になるでしょう。
近年の動きとして全く謎なのが、一部編成に対しての座席モケット交換です。置き換えまでに時間が多少掛かるのでしばらく残る車両にイメージチェンジを・・・ということなのでしょうが、何故か廃車候補の筆頭であるはずの8606Fも選ばれました。写真は別の編成ですが、赤の色合いが違うとはいえ、登場時を思い出させる印象ですね。
モケット交換後の中期車車内。やたらと目立っている扉回りの注意書きを除けば、こちらの方が原型により近いかも・・・。