弘南線の往復後は、前に訪問した時と同じように土手町循環100円バスで大鰐線の中央弘前駅へ向かいました。以前も書きましたが、2013年6月27日の廃止表明から一転し存続されることなった大鰐線は利用促進や存続を考える団体が沿線自治体や経済団体で立ち上げられ、発表時の廃止予定時期だった2017年から3年、新元号の令和時代と2020年を迎えることが出来ました。現在は多種多様な催しが見られるようになった大鰐線ですが、2019年7月からは弘前さくらまつりの公式応援キャラクターに初音ミクが就任したことを受け、さくらまつりの期間までラッピング電車を運行しています。
中央弘前駅で折り返しの準備を行っている7039‐7040編成。車体の上半分が桜ミクに彩られているため非常によく目立ちます。同編成は6000系と共に1988年に弘南鉄道入りした地方私鉄譲渡第一陣で、実に32年も弘南鉄道で活躍しており既に東急の在籍期間を上回りました。
千年駅に入線する同編成。パンタが串刺しでエライことになってますが、記録程度にということで何卒ご容赦を(汗)ドア部分にも桜ミクのデフォルメキャラが貼られています。しかし近年は地方私鉄と二次元美少女キャラのコラボが目立つようになりましたね・・・。
帯が剥がされ、90周年のマークとスノープロウ以外は非常に原型に近い7037‐7038編成。令和の現在に入ってからも、高度経済成長期真っ只中に登場した車両が主力を務め、更に冷房車が1両も存在しないのも時間が止まっているかのようです。
桜ミクのラッピング車の車内。ドアにミクのステッカーが貼られているのが分かりますが、両面仕様ではないので車内からはシルエットのように見えます。また前回と違うのは、車内広告に大鰐線の支援を行う団体・企業名が掲示されるようになったことですが、まだ予断を許さない状況に変わりは無いので、大鰐線も100周年まで走り続けていることを願わずにはいられません。