町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

新横浜線開通で本領発揮、相鉄21000系

2023年03月23日 | 相模鉄道

神奈川東部方面線(東急・相鉄新横浜線)を介した東急東横線・東京メトロ副都心線直通対応車として2018211日より運転を開始した20000系は、10両編成7本の70両が揃うと8両編成の増備に移行しました。この8両は東急目黒線と東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道線・都営三田線への直通を前提に製造されており、外観と車内設備は20000系と同一ながら一部の機器の違いから別形式とされたもので登場時は相鉄線内の各停運用が中心でしたが、東急・相鉄新横浜線開通に伴い当初の目的であった都心乗り入れを果たしました。

三田線内の高架区間を走行する直通記念ラッピングが施された21102F10両編成の20000系とは車椅子・ベビーカースペース変更と非常用ドアコックの設置箇所(先頭車は乗務員室付近、中間車は両側の妻面に設置していましたが半数を床下に移設)、運転台に列車無線用画面の新設など様々な相違点があります。この編成は318日の新横浜線開通初日は、新横浜5:08分始発の浦和美園行きにも充当されました。

直通開始前の相鉄線内各停運用に就いていた頃の姿。100008両編成と共に横浜〜湘南台間の運用が主体でしたが、現在は全編成が直通運用に充当されるようになり他社線内での入庫や折り返し運用も設定された為、日中に相鉄線内の西谷〜横浜間で見る機会は激減しました。

20000系量産車と共通の車内設備。液晶画面がドア上2画面になり、車端部のユニバーサルデザインシートの上部にも荷物棚が設置された点など完全に同じで、差異は前述の車椅子・ベビーカースペースの位置くらいです。

表示面積を大きくとった21.5インチの液晶画面(写真は東急目黒線内)。各社局毎に異なる表示デザインにも当然対応しており、情報量が大きく向上しています。

都心乗り入れで本領を発揮するようになった2000021000系グループですが、今年は更に21108Fが増備され、更にもう1編成が増備予定です。今後は更なる運用区間の拡大なども期待したいですね。

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