2023年11月20日で横浜駅の相鉄ジョイナスが開業から50周年の節目を迎えるに当たり、同年3日から1960年代に横浜駅西口への買い物客の利便性の為運転されていた「お買いもの電車」のラッピングを11000系(11002F)1編成に施し12月27日まで運用しました。
相鉄が独自開発した高性能車である初代5000系を模したラッピングは複雑なカラーリングや灯火類を上手く再現しており、正面のみの施工ですがなかなか様になっています。当時のお買いもの電車は鳩が買い物籠をくわえた特徴的なイラストのヘッドマークを掲出し、上り横浜行きでは高島屋の従業員が添乗して催し物やお買い得品の案内をしていた特別感のあるものでした。
横浜方先頭車は1960年代当時の装いを忠実に再現していますが、海老名方先頭車は新横浜線全線開通に合わせて設定された「YOKOHAMA どっちも定期」のPR仕様になっています。敢えて「ドッチモ定期」と片仮名表記なのはオカイモノ急行のオマージュか。
短期間のラッピングということで車内は特に装飾などはなく、至って普通の11000系ですが、車内広告は相鉄グループのものが目立っていました。