町田営業所業務日報

地元周辺の鉄道・バス車両について気紛れに綴ります。

幸せを呼ぶ黄色い電車・京急1000形YELLOW HAPPY TRAIN

2024年01月01日 | 京浜急行電鉄

明けましておめでとうございます、2024年も鉄道界が明るい話題で盛り上がることをお祈り申し上げます。新年の記事一発目は京急から始めます。

京急では黄色い車体の電動貨車を保有しており、限られた区間での運転でダイヤも非公開ながら赤い車体に白の帯の旅客車両の中で一際目立つことから珍車として密かな人気を集めていました。その人気を受け、10001057編成に黄色塗装を施しKEIKYU YELLOW HAPPY TRAINとして201451日より運転を開始しました。既に運転開始から9年余りが経過していたKEIKYU BLUE SKY TRAINと共に、赤い車体の電車が大半の京急の車両群の中では文字通り異色の存在として現在も活躍しています。

全身が黄色くなった1057編成は2005年度増備の4次車で、SIMENS社の制御装置ながら半導体素子をIGBT化して音階は鳴らないタイプ(現在は東洋電機製に機器更新済み)になった他、行先表示に白色LED、種別表示にフルカラーLEDを本格採用しました。運用範囲は非常に広く、都営浅草線を始め京成本線・北総鉄道(成田スカイアクセス線)への乗り入れも行なっていますが、一日の運用は京急の公式HPで公開されており、姿を見ることはそれ程難しくはありません。

登場当初はドア部が銀色塗装であったことから、西武鉄道の通勤車両に類似した外観の為に両社のコラボレーション企画も実現しました。また2014年から3年程度の運転とされていましたが、好評につき期限を定めず運転を継続することなり現在の装いになったのは2017429日からのことでした。

制御装置は更新されましまが、車内設備は車内案内表示器の液晶画面化に留まっています。黄色で目立つ為か統一広告電車に起用される機会が多いようです。

換装された液晶画面は動画広告用は無く、全てが路線図や駅の構内案内図を表示するようになっており、情報量がLED表示に比べて大幅に向上しています。換装は比較的早期に行われ現在アルミ車体の1000形は全てこのタイプに改められました。

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