運動会

札幌市内の約半分が明日運動会の予定である。
天気予報は「雨」どうなるのかな？

運動会といえば、思い出がある。
私は３人兄姉の一番下だ。一番上の姉とは五学年離れていて、私が小学校に入ったとき、姉はもう６年生だった。

運動会の当日、母は張り切ってご馳走を用意してくれた。
夏みかんやバナナ。今の子には信じられないほど当時は滅多に食べられないものだった。そして太巻き寿司にいなり寿司。お隣のマーボ君家と一緒に大きなシートで場所をとり、２家族10人で楽しい昼食タイムを過ごした。
前の晩は楽しみで楽しみで、なかなか寝付けなかったな・・・。

ところが、ところが。小学校最後の運動会。
小学校に家が近かったわたしは、お昼になると走って家に帰ると、家には誰もいない。台所に太巻き寿司が２本、棒状のままで置いてあった(^^;)。
女の子だからね、そのままかぶりついたわけでは無いけれど、なんだか侘びしい運動会だったな。

思い出すに、父はたぶん魚釣りだな。カレイでも釣ったか。
母はその頃夢中になっていた江差追分の大会に初めて出場した時だな（いきなり優勝しちゃったんだよ。優勝旗見てびっくり）
高校生の姉は、バスケ部のマネージャーしながら美術部で油絵描いてね。
中学生の兄はきっと近所の友達と、自転車で遊びに行ったのだろう。

一番下が６年生になる頃は、親にとって運動会が11回目(@_@)
そりゃ力もはいりませんわな。
先日両親に言ったら「覚えてない」の一点張り(^^;)
「ま、おにぎりより良いけどね」と私が言うと、「忙しくたってしっかりお寿司は作ったんだよ、偉いでしょ」・・・・・そういうことにしておきましょう。

でもその日のことは嫌な思い出としてではなく、初夏の日差しが家の中に差し込んでいたことだけが思い出される。運動会そのもののことは覚えていないけれど、両親を恨んでいなかったことは確か。

運動会って小学校だけの特別な行事。
たくさんの家族と子供達にとっても特別な一日になって欲しいと願うのである。

※小学校の時、応援歌があった。

　♪スズラン香る○○○○（町名）の、民主日本の良き子供
　　いざや鍛え我がかいな　我らの前に勝利あれ　　
　　フレー白（紅）フレー白（紅）フレーフレーフレー　♪

今聞くといつの時代の曲？と思ってしまう。
どこかの労働歌の替え歌らしい。

この応援歌を歌った思い出深い小学校は今年３月　97年の歴史を閉じた。