☆★今日のショット★☆

綺麗なお花や美味しいたべものなどあれこれあれこれ載せて行きたいと思います。

輝く日を仰ぐとき べー・チェチョル

2009-11-29 23:03:52 | 読書・音楽その他

札幌からJRで帰って来て、富良野線の乗り継ぎに30分以上あったので、買い物公園をぶらぶら歩き、玉光堂でCDを見ていました。
クラシックのコーナーでふと目にとまったCDです。
ベー・チェチョル。名前は全然知りません。
CDの帯に「2005年、甲状腺がんで完全に声を失いながらも、病を乗り越え奇跡的復活を遂げた・・・」とあります。
曲を見るとシューベルトとカッチーニのアヴェ・マリアがあり、他に賛美歌と聖歌が入っていたので、迷わず購入しました。

美瑛に到着してからフルートの練習のためガーデンハウスに向かった車中で聴いてみました。ああ、やっぱりカッチーニのアヴェ・マリア良いです。

家に帰って来てからこのベー・チェチョルという人を調べて見ました。
「ベー・チェチョルは、韓国で生まれてイタリアに留学。1998年にハンガリーの劇場で、プッチーニ『トスカ』でオペラ・デビュー。2003年には日本でもデビューを飾り、2004年にはドイツ・ザアールランド州立劇場と専属契約を交わすなど、順調にキャリアを重ねていた。

しかし、2005年にドイツで甲状腺ガンが発見され、摘出手術を受けることになる。このガンは右のリンパ節にも転移しており、そのため声帯の神経を3センチ、さらに右横隔膜の神経までを切除しなければならないほどの重症だったのだ。「命と歌、どちらが大切だと思いますか?」と医師から問われ、手術後には、「ほかの仕事を探すべきでしょう」と、歌手としての命脈が立たれることとなった。

ここから苦悩の日々が始まったが、「ベーさんの声は、ただ単に“良い声”というのではなく、人にエネルギーや勇気を与える“なにか”がある。その声のために何とかしてあげたい」という周りの支援のもと、厳しいリハビリとトレーニングを経るなかで肺機能は70%まで回復。「奇跡」と関係者が驚くほどの回復を見せ、彼は歌声を取り戻す。そして2008年12月に、東京・白寿ホールで奇跡の復活を果たした。」
yahooニュースから引用しました。

NHKの番組などでも何度か取り上げられたそうですが、そんなこと全然知らず、何の知識もなく買ったCDでした。苦しみの向こう側には人に勇気や希望を与える力があるのだなと感動しました。
知らないアーティストのCDは、時に「買って失敗した」と思うこともあるけれど、今回は素敵なCDを買うことができました。

コメント
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