二つ星の空

(旧「風からの返信」-11.21.09/「モーニングコール」/「夢見る灯台」/「海岸線物語」)

コブクロの歌声に

2010-04-02 02:44:38 | Weblog
眠いけど、それでも一言だけ。

コブクロはやっぱりすごい。「虹」を聞くと、スタンダードの堂々とした輝きがパーッ!と射してくる。ジェット機がすごく浮かぶんだ。「STAY」を聞くと、水のイメージの中に、果てしない空と高原が広がってくる。
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明日(4/3土曜)は「大仏開眼」地上波放映!(ネタバレあり)

2010-04-02 01:56:28 | 吉岡秀隆
音信不通でしたが、生きてます(苦笑)。

あさっては、いよいよ地上波で「大仏開眼」放映。
それに先だって、特番があるらしい。

「かんさい特集 カウントダウン『大仏開眼』」
4月2日(金)20:00~ (NHK総合:関西地域)
再放送予定 4月3日(土)15:05~(NHK総合:全国)

詳細は吉岡秀隆氏のオフィシャルウェブサイトをご覧あれ。

BShiで「大仏開眼」前半観たけど、ほんまよかったです。
しかも、先週から今週にかけて、これでもか、ってくらい、奈良平城京遷都1300年記念番組やってるし、今週は歴史ヒストリアでも「大仏」特集だったし、、、もう、気分は「奈良平城京!」って感じで、すごい盛り上がってます。(NHK的にも、自分的にも(笑))

今思うと、BShiでの先行放送は、ゲリラ的だったけど、正解だったと思う。BS観てる者にとっては、あれでいっそう「大仏」への関心が高まって、今週の他の番組にも興味が波及してると思う。(おいらの場合は少なくとも効果絶大だった。)

というわけで、「大仏開眼」物語的にもとてもおもしろかったし、当時の美術を再現した歴史美術番組としても、すごくいいと思います。その時代背景を細かく説明してくれる歴史秘話ヒストリア「大仏ってなんで大きいの? ~あなたの知らない意外な秘密~」 「名作選 奈良の大仏 奇跡の復活劇 ~それは少年の涙から始まった~」そして、BS2の「45日間奈良時代一周」にも感謝!「熊野古道」特集や「東大寺 修二会(しゅにえ)」特集も面白く迫力ありました!(どんだけ観てるんだよ、自分・・・←ちなみに、まだ全部観れてません(涙))


さて、ここからはネタバレありますので、まだ見ていない方はご注意ください。




視聴直後に玄(げんぼう)の扱いについて文句言ってましたが、その後色々考えるに、ストーリー的にはあの展開しかなかったのかな、、、と納得してきました。

ちなみに、おいらは古代史好きです。ミーハーなので、昔は井沢元彦の「逆説の日本史」や、最近では遠山美都男氏の「天平の三姉妹-聖武皇女の矜持と悲劇」(中公新書)を読みました。

おいらのような野次馬根性の感覚だと、玄(げんぼう)殿の言動がいかに当時の人々の顰蹙を買ったとしても、あの当時の僧で戒律を破れば即破門なんじゃないかなぁ、と思ってしまうわけです。彼が唐から持ち帰った仏教の経典も膨大だったわけだし。唐でも紫の袈裟をいただいていたわけだし。

むしろ彼が顰蹙を買ったのは「僧のくせに立身出世しやがって」という、官位に既得権を感じていた貴族の諸兄からだろうし、その意味で「生臭」と言われたんじゃないかなぁ。でなけりゃ、いくらなんでも紫の袈裟ひっぺがされるだろ。むろん、古文書読めないんで、実際のところはわからんが。

(なので、おいらは、道鏡さんもシロだと信じてるわけです。彼も「左遷」と言われただけで、僧の身分は保ってるからね。)

。。。と基本的には思ってるんですが、一方で、ストーリー的には、聖人君子ばかりでは迫力に欠け、誰か「悪役」がいないと面白くないわけで、玄のダイナミックなイメージからすると、トリックスター的な輝きは彼にしか果たせない、ということになったのかなぁ。。。と。(いわば「龍馬伝」の岩崎弥太郎的イメージ。あ、いとこ競演だ)

まぁ、唐でも日本でも紫の袈裟をいただいたということは、高潔なだけでなく、政治力も演出力も並ではなかったと憶測することもでき、「玄が野心家だった」というのは理解できる範囲内だとは思う。

なんか、ぐだぐだ言ってますが、演出・脚本の皆さんの意図と解釈は「了解」という感じになってきました。

それから、藤原氏(特に仲麻呂)の解釈もおもしろいな。おいら、あの前半クライマックスの展開は、素直に面白いと思った。あれは、今回のドラマならではの醍醐味だなぁ。

細かいところでは、阿倍内親王(やっぱ「ひめみこ」って言ってほしいな(寂))が2度も「おまえもそう思うか。父上も同じことをおっしゃっておる」と尊敬したように真備を見る場面があるんだが、これ、いい演出だな、と気に入った。これは、遠山美都男氏が道鏡に関して推測していたことなんだよね、たしか。阿倍内親王が聖武天皇を映したからこそ、貴族でもない者にそこまでの信頼を寄せたのではないか、という仮説(ロマン)。

そうそう、吉備真備が実直を絵に描いたような人で、実に感情移入しやすかったっす。
しかも、真備の凛々しい堂々とした風格には舌を巻いた。こんな吉岡初めて見る。というか、完全に別のオーラ出てました。人相も変わっていた。やっぱり吉岡秀隆氏はすごい役者だ。阿倍内親王がかわいかったなぁ。でも、二人の間に全然やましい雰囲気が感じられないのが、安心して笑えた。

聖武天皇のオーラの高貴さ。宮子様の狂気の中の不思議な気品。光明子様の華やかさと微妙な人間関係をそれとなく漂わせる巧みな人物描写。行基様の迫力と説得力。どれも唸った。

それから、阿倍仲麻呂も含めて、皆、言葉遣いが丁寧なのがよかった。そうだよ。貴族は差別はするけど、汚い言葉は「知らない」し「使わない」のさ(苦笑)。

それにしても、演出の端々(長屋王の話題の出し方とか、ちょっとした台詞)がちょっと刺激的すぎる感じがして、その分だけ「今の日本人ってすさんでるなぁ」と嘆息した。こんな風に「サスペンス風」でないと、興味持ってくれない視聴者が多いんだろうなぁ。

なんか盛り上がって好き勝手書いてる内に夜も更けてきたので、おとなしく寝ます。

本当は、コブクロの話題も、本の話題も書きたいんだが。時間がない。(涙)
次の記事で書きたいです。
おやすみなさい。
コメント (2)
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