Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

【娘の着物:千切屋・黒地宝尽くし柄小紋】《反物編》

2022-10-03 23:36:00 | 娘の着物

またまた備忘録として、娘の着物用の反物をご紹介させて頂きますね😊


こちらもここ数年で作られた型で昨年染められたばかりの一反。この地色と図案を見たときに、私の持っている染の北川の着物とお揃いでコーディネートできる❗️と一目惚れして買ったものです💕

最近の千切屋ジュニア小紋定番の艶の美しい網代地紋の生地を深い黒に染め上げて、そこに大振りな打出の小槌、隠れ蓑、隠れ笠、宝巻、丁子、分銅、金嚢、方勝などの宝尽くし文様を描き、周りに七宝や亀甲などのおめでたい文様を散りばめたもの❤️

子供の黒地は難しいのですが、柄も大きめで赤が効いていて華やかで、これを仕立てて子供に着せたらひときわ目立つだろうなぁという良い反物です♪


八掛はもう赤一択ですね。本当は小さい子に着せるほど他とは違うので目立って良さそうですが、こちらも中学生になってから大人サイズに仕立てる予定です


祇園甲部「温習会」

2022-10-03 23:31:00 | 京都花街

毎年春には京都の各花街で春のをどりが開催されますが(祇園東は秋の開催)、秋にも一般公開されているをどりの会が開かれているのをご存知ですか


春のをどりが華やかなショー的な要素が強いのに対して、秋のをどりはその1年のお稽古の成果を発表する、より伝統芸能色の強い舞台になります😊


そのため春のをどりの客席は観光客がかなり多いのですが、秋のをどりの客席は花街関係者や旦那衆、伝統芸能関係者の姿が多くみられます😳



(画像は報道系サイトからお借りしました)


各花街の秋のをどりのうち、いち早く開催されるのが、祇園甲部の「温習会」。


京都五花街の中でもとりわけお稽古が厳しいと言われる祇園甲部だけの舞の流派「井上流」ですが、「温習会」という名のごとく、この1年のお稽古による成長を出し切るもので、演目もそれぞれに難しいものが用意されるようです💦


(画像は報道系サイトからお借りしました)


明治の初めごろから始まったと言われる祇園甲部の温習会は、もともとは客席で舞台を見る贔屓筋や花街関係者が、それぞれの芸舞妓たちの舞や演奏など各自の技能を評価・採点し、その結果を年始の始業式で発表するというもので、ある種期末試験のようなものであったと言います😊


厳しい芸事に日々精進される芸舞妓さんたち。現代でも贔屓筋が集まるこの会は緊張の舞台なのでしょう😅