Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

京都花街の行事「おことうさん」 / おせちの準備

2012-12-31 23:07:24 | 京都花街
現代でも日本の伝統的な文化を今も守り続けている京都の花街ですが、大晦日に
行われる行事「おことうさん」があります。

12月30日で仕事納めを迎える芸舞妓さんたち。芸妓さんや年長の舞妓さんは
翌日から実家に里帰りをし故郷でお正月を迎えますが、年少の舞妓さんたちの
中には、置屋さんの方針により、花街でお正月を迎える人もいます。


年末の花街に残った舞妓さんは、大晦日にはお世話になっているお茶屋さんを
まわって、「おことうさんどす」とご挨拶をします。


お茶屋さんでは、挨拶回りに来た舞妓さんにご褒美として「福玉」と呼ばれる
紅白の餅皮でできた丸い玉を渡します。この中には可愛らしい小物や縁起物が
入っていて、元旦のお雑煮を食べる前に割るのです

近年は里帰りをする舞妓さんがほとんどで「おことうさん」の行事もなくなり
かけていたそうですが、ここ数年は大晦日を花街で過ごす舞妓さんも増えてきて
いるようです

普段は忙しい芸舞妓さんたちも、年末年始の数日は、ほっと一息ついて普通の
女性に戻れるのでしょうね



今日は大晦日ということで、明日からのお正月に向けて、おせち料理の準備を
していました。昨年は手作りをしたのは伊達巻と紅白なますの2品だけだったの
ですが、今年はもう数品増やしてみました


伊達巻きは昨年のレシピよりもお砂糖を増やして、市販のものよりも少し甘さを
控えめ程度にして焼きました。他には紅白なます、酢蓮、お煮しめ、黒豆などを
準備して、お雑煮用の出汁もたくさん取りました


いつもよりも早めに仕事から帰ってきた夫と一緒に年越し蕎麦を食べて、2人で
静かに新年を迎えます

今年も一年、たくさんの方々のおかげでとても素敵な日々を過ごすことができ
ました。本当にお世話になり、ありがとうございました。

よいお年をお迎えくださいませ


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