Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

ねんど遊び

2015-09-10 23:54:54 | 日記
最近、娘が保育園で粘土遊びを集中してやっていたというお話を保育士さんから
聞いて、すぐに粘土を買って、最近はよく粘土遊びをしています


巷で人気なのは柔らかくて扱いやすい小麦粘土ですが、娘には小麦アレルギーが
あるので、何が良いかと考えて、かんてん粘土を用意しました。小麦粘土よりも
多少固いのですが、手が汚れづらく散らかりにくいそうです

まずはお試しということで、ボーネルンドの4色セットを購入しました


粘土遊びは道具次第でとっても楽しくなるので、ついでに粘土用のお道具たちも
一緒に購入。こちらは小麦粘土用のセットなのですが、問題なく使えます



娘はまだ形を作ったりは出来ないので、私が伸ばした粘土を型抜きしたり粘土を
ペタッと張り付けて遊んだり、ちぎってみたり。娘もとっても楽しそうに遊んで
いますが、私のほうも久しぶりの粘土遊びが楽しくなってしまって、色々工作を
して楽しんでいました


このかんてん粘土は色同士も綺麗に混ざるので、色々なパステルカラーの粘土を
作って遊びました。ピンクに黄緑に藤色にオレンジに水色。可愛いです

これで雨の日の室内遊びも、だいぶ楽しくなりそうですね


重陽の節句

2015-09-09 23:50:52 | 季節行事
今日9月9日は五節句のひとつである「重陽の節句」です

古来、数字のうち奇数は陽の数、偶数は陰の数と考えられていたため、陽の最大
数である九が重なる日として、9月9日は「重陽」の節句と呼ばれ非常にめでたい
日とされてきました

中国では9月9日に茱萸の実を入れた袋を肘から下げたり、菊酒を飲む習わしが
あったようです。この中国から入ってきた風習により、平安時代からは日本でも
この日に菊酒を飲み、邪気を払って長寿を願う行事が行われていました。

重陽の節句において、宮中では茱萸袋をかけて翌年の端午の節句の日まで飾り、
端午の節句から重陽の節句までは香気を持つ薬草を詰めた真の薬玉(長命縷)を
かけて天皇の健康を願うしきたりがありました


また重陽の節句の前夜、菊の花に綿を被せて朝露を含ませ、その綿で体を拭うと
いう習慣があり、これを「着せ綿(被せ綿)」と言います

なぜ菊なのかというと、それは中国の説話に基づいています。

昔々、周の穆王の時代に、王の身の回りの世話をする子供の一人が、誤って王の
枕を跨いでしまいました。王の枕を跨ぐとは王の顔を足蹴にするのと同じほどの
重罪ということで、子供は遠い場所に流されることになります

その子供を不憫に思った王が「福聚海無量 慈眼視衆生」という観音経のうちの
2文を授け、毎日これを唱えるように言い聞かせます。子供は流されて一人山奥で
暮らすようになってから、毎日この句を川の側に咲く菊の葉に書き付けました。

その菊の葉から滴った水を含んだ川の水を飲んだ子供はその後老いることなく、
なんと七百年も後になって、魏の文帝の勅使に発見されることになります

このことから菊は長寿の象徴となり、9月9日の重陽の節句(菊の節句)には菊酒を
飲んだり、前夜に菊に被せた綿に含まれた菊の露で体を清めたり、健康と長寿を
願う風習が今でも続いているのです

しかしながら、旧暦9月9日は菊の最盛期ですが、新暦9月9日には、まだまだ菊は
自然には咲いていません。いつか着せ綿をしてみたいと思うのですが、それには
菊を自分で育ててみないと無理でしょうか


今日は私も菊の和菓子を買って重陽の節句を楽しみました。和菓子は鶴屋吉信の
「菊の雅」。白とピンクの餡が柔らかなオレンジ色の餡で包まれていて、伝統の
技で菊の形に細工されているとても可愛らしいもの

可愛らしい和菓子は見ているだけでほっこりしてなごみますね


今日は白露・気界冷露白し

2015-09-08 23:46:35 | 季節行事

今日は白露。朝晩の大気が冷えはじめ、葉の上などに露を結ぶころ

初候である9/8~9/12は「草露白し(くさのつゆしろし)」。
葉や草の上に結ばれた露が白く光って見えるころです。明日の記事で詳しく書く
つもりでいますが、9/9には重陽の節句があります。秋の草花達が美しく咲くころ
でもありますね

萩・すすき・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗の7種類は秋の七草と呼ばれており、
万葉集にも歌われています

次候である9/13~9/17は「鶺鴒鳴く(せきれいなく)」。
セキレイが鳴き始めるころです。あまり目立つ鳥ではないので普段は気づかない
小鳥ですが、実は日本書紀にも登場するほど、昔から親しまれている鳥です

この時期は梨やぶどうが旬を迎えます。夫の親族で果樹園を経営しているお家が
あるのですが、夫と結婚してからは毎年この時期に何度かお伺いして、美味しい
梨やぶどうを買ってきたり、親しい方にお送りしたりしています

末候である9/18~9/22は「玄鳥去る(つばめさる)」。
春に南方から渡ってきたツバメが、冬を迎える前に暖かい土地を目指して日本を
去る時期です。春に軒下に巣を作って可愛らしい子育てを見せてくれたツバメと
しばしのお別れ。また来年の春に来てくれるのを楽しみに待ちましょう

この時期に美味しいのは秋ナス。「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉があり
ますが、その意味には3つの説があるとか

・秋茄子は特に味が良いので嫁に食べさせるのはもったいない
・秋茄子は水分が多く体を冷やすので大切な嫁に食べさせるのは良くない
・秋茄子は種子が少ないので子宝に恵まれなくなる

2番目以外はあまり嬉しくないですねぇ


イタリア料理教室【基本中級編・9月】

2015-09-07 23:42:17 | イタリア料理
今夜は娘の世話を夫にお願いして、イタリア料理教室へ行かせてもらいました


今日も基本の中級コースを受講します。基本の初級コースでは、かなり一般的な
お料理の数々を習い尽くしたかと思っていましたが、こうして新しいメニューを
見てみると、良く知られているのにまだ習っていないものがあるものですね


まずは前菜から作っていきます。今日の前菜は「Panzanella」。トスカーナ州の
郷土料理で、パンのサラダのようなもの

トスカーナで一般的なトスカーナパンというのは塩を使っていないことで有名な
パンですが、そのため半日~一日も経つととても固くなってしまうのです

ではなぜ塩を入れないのかというと諸説あるそうですが、フランスなどと違って
イタリアではパンそのものを楽しむというよりも、パンはお皿に残ったソースを
拭って綺麗に食べるためのもの、という考え方が根強いので、味の濃いソースを
引き立てるために塩を入れていないという説が有力なようです

というわけで、現地ではパンは毎朝その日の分を焼いて、残ったものは再利用を
して別のメニューで出されるのだそう。こちらもそんな固くなったパンを再利用
するためのメニューのひとつです


トスカーナパンがないので今日はバゲットで代用します。バゲットの皮の部分は
包丁でそぎ落として白い部分だけを残します。ボウルに水を張ってパンを漬けて
柔らかくしておきます。

伝統的な作り方はこうして水に漬けるのですが、レストランのシェフなどは水の
代わりにトマトスープに漬けた創作料理にしている方もいるそうですよ


合わせる野菜は赤タマネギ・きゅうり・トマト・バジルが基本の組み合わせで、
人によっては黒オリーブなどをいれることもあるとか。赤タマネギときゅうりは
スライスして塩もみし、トマトは2cm角にカット、バジルはちぎっておきます。


ボウルで全部の材料を混ぜていきます。赤タマネギときゅうりは水気を切って、
パンは水気をしっかり絞って適当な大きさにちぎり、トマトとバジルを入れて、
赤ワインビネガー・塩コショウ・オリーブオイルで味を整えます。

これまで、こちらのお教室ではあまり赤ワインビネガーを使うことはなかったの
ですが、このメニューは赤ワインビネガーを使うのが伝統的な作り方


混ぜた直後はあまり味が浸透しておらず美味しくないので、30分くらい冷蔵庫で
味をなじませてから盛り付ければ完成


次にパスタを作っていきますね。今日のパスタは「Penne all’arrabiata」。
日本でもおなじみのメニューで、今はイタリアでも全土で食べられていますが、
実はローマ発祥の伝統料理

アラビアータは「おこりんぼう風」という意味ですが、あまりの辛さに食べると
まるで怒ったように顔が赤くなるから、という説があるそうです。


フライパンにオリーブオイルをたっぷり入れて、ニンニクと鷹の爪を入れたら、
弱火でじっくりと熱して香りと辛味をオイルに移していきます。この時に強火で
熱してしまうとすぐに鷹の爪が焦げてしまってあまり辛味が出ないので、弱火で
じっくりと、がポイントです


しっかり香りと辛味がオイルに移ったらニンニクを取り出し、みじん切りにした
タマネギを弱火でじっくり炒めます。


タマネギを十分炒めたら、トマト缶・水を加えて10分ほど煮込みます。ペンネは
茹で時間が10分ほどかかるので、この煮込みのあいだに茹で始めると、ちょうど
良く出来上がるそうですよ。


最後にメインを作りますね。メインは「Pollo con crema di funghi porcini」。

秋らしくポルチーニ茸を使ったお料理です。この時期フレッシュのポルチーニも
出回っていますが、そちらはポルチーニ自体をソテーしたり蒸したりして食べる
方が美味しいので、ソースにする場合は乾燥ポルチーニを使います

今日はポルチーニ茸の戻し汁と生クリームでソースを作りますので、たっぷりと
ソースが出来上がるため、付け合せにはマッシュポテトを添えるのがオススメ。
ソースを吸ってとても美味しいのだそう


乾燥ポルチーニはとても良いダシがでるので、この戻し汁も使います。ボウルに
乾燥ポルチーニとぬるま湯を入れて20~30分ほど置いて戻しておきます。ものに
よっては土がついていることが良くあるので、戻したポルチーニはよく洗って、
戻し汁は漉しておきます。


フライパンにオリーブオイルをたっぷり入れ、ニンニクを入れてじっくり熱して
香りをオイルにしっかりと移します。


イタリアでは仔牛肉で作られることが多いですが、日本ではあまり手に入らない
ので今日は鶏肉で代用します。鶏肉は両面に塩コショウをして小麦粉をまぶし、
皮目からフライパンに入れてソテーします。皮全体がパリッとなるよう、上から
お皿を乗せたり軽く押したりして皮全体がフライパンの底につくように。




皮がきつね色になったらひっくり返し、白ワインを入れてアルコールを飛ばし、
ポルチーニ茸・ポルチーニ茸の戻し汁・生クリームを入れて少し煮詰めながら、
ソースを全体に絡めて完成です


ペンネが茹であがったところでソースとしっかり絡めて、塩コショウで味を整え
オリーブオイルで乳化させれば出来上がり

全て出来上がったところで、お待ちかねの試食タイムです


前菜はパンツァネッラ。あっさりした味付けでビネガーの酸味も効いているので
夏にもさっぱりと食べられそう。赤ワインビネガーは、白ワインビネガーよりも
酸味が控えめでまろやかさがあるので、パンにしっかり染みていても美味しい


パスタはペンネ・アッラビアータ。今日は鷹の爪を2本使って辛味をじっくりと
引きだしたのですが、本当にとっても辛くて、麦茶を何杯か頂きながら食べたの
ですが、それでも辛かったので、最終的には牛乳を頂きました

辛いのが好きな方にはオススメですが私は辛いのが苦手なので、家では鷹の爪を
控えめに入れて作ろうと思います


メインは若鶏のポルチーニクリーム煮。ポルチーニ茸の戻し汁を使ったソースが
と~っても濃厚で美味しくてびっくりしました。香りもとっても豊かで、お皿に
残ったソースがもったいなくて、パンでぬぐって食べたかったほど

まだまだ習っていないメジャーなメニューがたくさんありそうですので、次回の
レッスンがどんなメニューになるのか、楽しみにしています


アスレチックへ / おうちごはん(手打ちパスタ・9月)

2015-09-06 23:39:27 | おうちごはん
今日からまた雨模様が続くようですが、午前中はまだ雨が降ってきていなかった
ので、自宅近くにあるアスレチックへ遊びに行きました


先日遊びに行った九十九里の昭和の森ほどではないのですが、こちらの公園にも
たくさんのアスレチックがありました。ただ、こちらのアスレチックはもう少し
年齢の高い子供を対象にした作りのようで、娘が遊べるものはほんの少し



それでも自分にあった遊具でとっても楽しそうに遊んでくれていました。夫にも
協力してもらって、かなりダイナミックに遊んでもらいました

保育園ではお友達とたくさんの遊びができますが、こうして大人がかかりきりに
なってダイナミックに遊ぶことはできないと思うので、なるべく休日も外遊びを
させてあげたいなぁと思っています

午後はベビーカーに乗ってお買いものがてら近所をお散歩したり、パズルをして
遊んだり、実家へ行っておじいちゃんおばあちゃんと遊んだり

たくさん遊んだため7時前には眠くなってしまったようで、急いで食事とお風呂を
済ませて、7時半ごろにはぐっすり夢の中へ

おかげでディナーの準備や娘のごはん作り、明日の夕飯の準備に平日のランチの
用意まで済ませることができ、全部終わってゆっくりディナーを楽しみました

今日のお料理のレッスン記事はこちら↓
【イタリア料理教室:手打ちパスタ編・9月】


前菜はブロッコリーのスフォルマティーノ。夏のあいだはまったく食べなかった
ブロッコリーですが、約半年ぶりくらいに買って食べました。塩茹でしただけで
食べるのが苦手な人も多いブロッコリーですがきっとこれなら食べられますよ


パスタは手打ちパスタジャガイモのニョッキ・お肉とトマトのソース。私も夫も
ニョッキが大好きなので、作るのが年に一度ではもったいないなぁと思っている
レシピです。とても簡単なので、是非ニョッキ型を買って挑戦してみて下さい


メインは秋鮭のソテー・ポルチーニ茸のソース。鮭のお料理が出てくるように
なると、もう秋だなぁと感じますね。鮭にきのこでとても秋らしい一品でした


去年夫が買って来てくれてから気に入って使っているこのポルチーニ。大きくて
きちんとお掃除してから乾燥させてあるので、水で戻してからのお掃除の手間が
いらず、さらに味がとっても濃くて香りが良いので重宝しています

鮭にきのこに栗にと、たくさん美味しいものが出てくる季節ですね