株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(2.20.06)

2006-02-18 05:21:14 | 明日のモニタリング銘柄
いよいよ底値が近いものと思われます。筆者がよすがにしているテクニカカル指標の究極のオシュレーター(OSC)は、今日のような下げでのコンバージェンス銘柄が、翌日の更なる押し目からの反転の可能性が高いことをこれまでは示唆しております。

そこで、コンバージェンス銘柄(終値が下がっているのにOSC値が上がっていること)を中心にピックアップしてみます。

あくまで、今日のような相場トレンドでは、来週月曜日も弱気で始まると見なければなりません。しかし、その弱気での売りが売りを呼ぶ下落局面が、まさに買いチャンスなのですね。

それには、今日までの下げで十二分に下げきっている事が第1条件、そして、これまで右肩上がりの業績優良銘柄であることが第2条件、その他その株を巡るネガティブな情報がないことが第3条件となります。

さて、そうした観点から慎重に明日の注目銘柄を物色してみたいと思います。

【コンバージェンス銘柄】

1.2428ウェルネット ▲

 これは上記の3条件をほぼ満たしております。OSCは+2%の44%ですが、直近ピーク値の47%は越えていないことに注意。

2.3360グリーンホスピタルサプライ ▲

 OSCは+3%の49%です。乖離幅も+1Kと良好。指数値は1月23日以来の低さ。PER31倍少々まで落ちました。堅実な高齢化社会での活躍株。

3.9399新華ファイナンス ○

 この株確か好業績を発表したはずです。OSCは+5%の59%と、この恐慌相場にしては高い水準を維持し、直近のピークOSC値まで抜いております。しかし、今日は68Kまで落ちたのですね。さすがにそこからの反発は凄かったようです。この勢いが月曜日も続くかどうか注目。もし下げても、反発係数が高いと思われますので、押し目拾いに徹することですね。

4.ヴィンキュラムジャパン △

 OSCは+2%の43%です。指数値も1月23日以来の低水準です。乖離幅は-3K。あくまで人気がなく置いてきぼりを食っております。それはそうでしょう。軒並み有名人気銘柄が危急存亡の危機を迎えており、その帰趨についての関心におおかたの興味が移っているためです。しかし、この株のコンバージェンスも一応公平に取り上げておきます。

5.6158和井田製作所 △

 好業績銘柄が如何に今回の相場の影響を受けないかの見本のような株です。OSCが+1%の61%とコンバージェンスを更にしております。この株のOSCは1月19日に83%というのがありますが、10日に付けた3500円の奪回に相場の回復とともに動き出すかも知れませんので注意。

6.3373リンクセオリー △

 この株も今回の下落の影響を受けましたが、OSCが+2%の44%とコンバージェンスです。14日の549Kまでの下落でふるい落としは完了した模様。

7.9424日本通信 ▲

 何とか100Kラインは死守しました。OSCも+1%の40%乗せです。金曜日の+5Kは出色ものです。

8.7828ユージン △

 上場時108万円が半分以下の482Kです。OSCは+2%コンバージェンスし27%となり、RSIも16%まで落ちました。これも反発候補として注目。

9.4327日本SHL △

 これも相場下落からの隠れ銘柄。黒字転換だそうです。OSCも+1%の54%とコンバージェンス。

10.9702アイ・エス・ビー △

 OSCが+3%の47%とコンバージェンス。PER20倍の移動体通信に強みを持つソフトハウス。こういう地味な銘柄は嵐の外なのでしょう。出来高も少ないですが。

11.3732イーウェーヴ △

 これもJAVAなどに強みを持つソフトハウス。OSCは+1%の45%とコンバージェンス。RSIも+1%の18%とコンバージェンス。

12.4757インテリジェンス △

 好業績銘柄の1つ。OSCは+2%の59%とまだ高水準でのコンバージェンスです。

13.5449大阪製鐵 △

 OSCが+2%の43%とコンバージェンス。東の東京製鐵に先んじての反発気配です。

14.6121滝澤鉄工所 △

 これも2月14日の上方修正銘柄。OSCは+1%の38%です。

15.8215銀座山形屋 ▲

 2月10日に好決算で爆上げしてから、元の木阿弥に戻りました。業績に裏付けがあったのが今回の「相場」でしたが、過去の仕手系間歇温泉株のイメージが強すぎるようです。OSCは+1%のたったの22%です。意表をついて出来高を伴い仕手祭りがまたまた始まるかも知れません。一応監視態勢を敷いて置いた方が良さそうです。

16.1766東建コーポレーション ○

 OSCが+5%の42%とコンバージェンスし14日を抜いております。セオリー通りなら。

17.6423アビリット △

 この株も、下落の影響をほとんど受けていないのですが、その理由は好決算の発表にありました。OSCも+6%の35%です。

18.イリソ電子工業 ▲

 この株もOSCが+8%の40%とコンバージェンスし反発態勢が整っております。

19.8699HS証券 ◆ (評価なし、注意のみ)

 今回のライブドア絡みやサイバーファームの件、以前はアソシエントテクノロジーの粉飾決算問題など毀誉褒貶の多い株です。上場時の値段に戻しました。それを承知でOSCが+1%の37%と一応はコンバージェンスしておりますので報告だけしておきます。筆者は、この会社にIPO用の資金を入れておりましたが、先日解約しました。ここまで社会的に疑念をもたれる問題が続発する会社とはおさらばです。

20.3736コネクトテクノロジーズ △

 ここまで売られるとさすがにOSCも+2%の30%とコンバージェンスしました。RSIはたったの9%です。

21.4751サイバーエージェント △

 この株、上がるときも鈍牛のようですが、下がるときも同じようです。OSCが+5%の43%です。相場環境さえよくなれば、また鈍牛から猛牛のような上昇を期待。

22.4771エフアンドエム △

 好業績の株はこのように早めにコンバージェンスしております。+5%の46%です。

23.4331T&Gニーズ △

 同様に人間の欲望に絡んだ銘柄は下落相場でも結構な耐性があるようです。OSCは+2%の44%です。

24.4788サイバーコミュニケーションズ △

 まだ微弱ですがOSCが+1%の31%とコンバージェンス。RSIは10%まで下げております。

25.8999グランディハウス ▲

 OSCが+3%の44%と直近のピーク値を抜いております。

26.5218オハラ △

 OSCが連続でコンバージェンスし30%です。何とか底打ったでしょう。

27.2681ゲオ △

 これも好業績で下げ渋り銘柄です。OSCも+1%の33%です。

28.7972イトーキ △

 上記同様。但しOSCは+5%の59%まで上昇しているので注意。
 

【下げすぎ銘柄】

1.3789ソニーコミニュケーションネットワーク ▲

 業績見直し買いで1月27日にストップ高をつけたのが、嘘のような下落です。確かにプロバイダー稼業というのは盛りを過ぎております。しかし、ソネットM3という優良子会社を有する会社です。きょうでOSCは32%と前日同値をつけました。2月13日の29%が直近のOSC値のボトムですので、そこからのコンバージェンスを見る必要があります。指数値は上場当初を100とすれば70%程度まで価格が下落しております。そして、PERはこのネット企業にして8%弱と信じられない水準です。

2.3390ユニバーサルソリューションシステムズ ○

 2月10日に業績上方修正でストップ高を付けた銘柄です。それがそこからは出来高を伴い下落し、今日はついにOSCが22%まで落とされました。それでは一体、ストップ高というのは何であったのか? これが市場の非情さというものかも知れません。指数値もお陰で上場時を100として70まで落とされました。史上最低値です。RSIこそ35%ですが、これ以上に下げようがないほどに落とされてしまったようです。唯一理由として考えられるのが、そもそもソリューション会社であるにしても、PERが今でも77倍と割高なことでしょうか。

3.3387クリエイト・レストランツ ○

 この類い希なる先進外食産業も、ここまで落とされました。OSCはしかし前日同値の33%です。RSIに至っては22%です。指数値が9月28日を5000として今日で何と3830まで落ちました。これはまれに見る最低値です。乖離幅も-100円と良好です。

4.4238ミライアル △

 大和総研が来期PER34倍に達しているとして「ニュートラル」にしたせいか、その後の下落でPERは金曜日で31倍に低下。その間、1月12日にはJPモルガンが5.1%の取得をしていたことが判明。最近DRAMの値段が3割も高騰。こうした流れを果たしてどう読むか?筆者は、あくまで半導体業界は、他の半導体メーカーの決算を見てもデジタル家電などもあり好況と見ます。それにしては株価は修正され過ぎ。RSIも5%が連続のまさに売り込まれ過ぎ状態です。OSCは13日の30%を底に、金曜日は-1%の39%です。ほぼイーブンで底入れ感あり。


【プラ転順張り銘柄】

1.3780メビックス ○

 2月9日に842Kまでつけた銘柄です。しかし、治験を行う会社、例えば総合臨床やサイトサポートが軒並み競争環境の激化とやらで売られているあおりを食って、システムを開発しているこの会社にも被害が及んでいるようです。しかし、OSCが+4%の40%に乗せ、乖離幅も何と±41Kまで拡がり、指数値は昨日16日が1月23日のそれを少々下まわっておりましたが、きょうは結構戻しております。

2.6708エプソントヨコム △

 業績伸長銘柄はこうした場でもいち早く出来高を伴って上げております。OSCも+7%の48%で、軟弱相場何のそのといった感じです。

3.5803フジクラ ○

 この株も2月6日の上方修正から下落の余波を受けておりましたが、いち早く回復しOSCも+1%の33%と絶好の上げ気配です。こうした株は、空売りを仕掛けようにも参加者がリバウンド狙いで強気ですのでうまく行きません。それにつけても、ダヴィンチ・アドバーザーズは、売り方にいいように翻弄されておりますね。それだけ個人の素人投資家の狼狽売りでの隙を、プロ、セミプロの投資家に衝かれているわけです。もっと個人の方しっかりして下さい。何で踏み上げてやらないのか??

4.6920レーザーテック △

 OSCは51%でイーブン値です。野村が新規にポートフォリオに組み入れたそうですす。理由は長期投資家の押し目買いの対象になり易いとのことからだそうです。

5.6769ザインエレクトロニクス ▲

 OSCが+4%の38%で4K高で終了。半導体関連がやはり調子が良いので、730Kの7日につけた最高値からの下落幅も20%程度に留まっております。

6.7860エイベックス・グループHD ○

 やはり強い銘柄は強いという展開。OSCも+3%の45%と13日以来続伸中。

7.5446北越メタル △

 これもエプソントヨコム同様に四季報銘柄です。相場変動はほとんど受けておりません。OSCは45%と前日比イーブンです。

後筆者がトラッキングしている東証銘柄で、OSCがコンバージェンスしているのは、5541大平洋金属、8403住友信託、4042東ソー、7259アイシン精機です。

以上、かなり長い文章になりました。

2月27日までは南イタリアへの旅行でブログが更新出来ませんので、今週の動きと来週にかけての見通しもかねて、いち早く相場からの脱出を計っている(かのように見える)銘柄を洗いざらい出してみました。多少は参考になれば幸いです。
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新興市場株は下げすぎたようです

2006-02-17 15:44:48 | 株に出会う
後場は、やはり日経の先物に主導される形で、強烈な下げから始まりました。どうにかして欲しいですね。この時間差で儲けている方々の排除をね。

今日も行くところまでいっての反転はありました。4314ダヴィンチ・アドバーザーズも、今日3度目くらいの700Kの回復もありましたが、そこからは計ったように売り方の売り攻勢に晒されました。

結局、引けにかけてはストップ寸前まで行きました。朝方の下げで655Kで指していたのを651Kに直して失敗したため、今度は660Kのまま買い指し値を置いていたところ、電話がかかってきて応対している間にできておりました。

大引けに656Kで100枚程度の成り買いがありましたが、こうした方々はプロだと思います。

まだざっとしか見ておりませんが、他のウォッチ銘柄も軒並み安値更新ですね。しかし、指数値面ではとにかく下げ過ぎのようです。まさに正視に耐えないほどの下落です。1月23日あたりがそのようでしたが、翌日の反発は、テクニカルには説明できないものでした。

今回も、来週上げるかというと、テクニカルにはノーです。しかし、昨日までと違ってテクニカル指標の絶対値が、指数値、RSIのそれぞれにおいて売り込まれすぎの数字を示しております。唯一、オシュレーター値(OSC)は、まだ30%台に突入している銘柄はそう多くないので、もう一段の下げ余地はあります。しかし、総合的には自律反発を誘うテクニカル指標のポジションまで落ちてきているのが、今日の後場終了段階の感想です。

月曜日は反発して始まるにせよ、更に余震としての下げが続くにせよ、早いうちからの反転があると思います。これ以上下げると、本来の株式市場のバランス感覚を生態学的にも越えてしまうのではないでしょうか。

筆者は、来週はイタリアに行っておりますので、この喧噪からはしばし離脱いたします。この風雲急を告げる相場の饗宴をかいま見ることすらできないのは少々残念ですが、帰国したときの楽しみとして、今日買い足したダヴィンチ・アドバーザーズの他に、6920レーザーテックを7700円で買いました。

これは、第二のVテクとしての好業績の発表を期待しての買いです。何しろ、ここまで落とされていますので、まさか「織り込み済み」での反落はないでしょう。皆さん、期待しているらしく、今日の下げ相場でも+10円と粘りを発揮しております。

明日の注目銘柄は、少々視点を変えるかも知れませんが、土曜日までにはアップしておく予定です。

なお、日曜日から翌週の月曜日(27日)までは、イタリアに行っているため、このブログは一時休止とさせて頂きます。
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どこが底値か

2006-02-17 11:40:43 | 株に出会う
日々トレードで稼ぐ身にとっては、特に新興市場では苦しい状況が続いております。
既に、26週移動平均を割った銘柄もありますが、そうでなくても、例えば8701イートレードや、2413M3も、すぐそこまで来ております。4314ダヴィンチアドバーザーズすら、今日のストップ安がそのラインです。

いよいよその26週移動平均線の攻防に入ってきていると言って良いかと思います。2月は少なくとも海外ファンド勢にとっては、3月の1Q決算に反映するため、昨夏からここまで登りつめてきた日本株の利確に一旦入らざるを得ません。それにつられて日経の不安定な動きが続き、新興市場はライブドア問題が喚起した不透明な市場の信認問題から、海外勢はいうに及ばず、日本の機関投資家も迂闊には買いに入れない状況のようです。

そんな中、前日に売ったダヴィンチアドバーザーズを、またまた隣の愚妻がせっつくのです。この前買ったより下がっているので何で買わないの? という単純なものです。また、株は実際に持っているからこそ上げ下げに一喜一憂できるのであり、ないと思うとつまんない。という理屈抜きの「攻撃」なのです。迂闊にも、分割後の2株を彼女に「贈呈」することを先日約束してしまったため、何も持っていない状態というのは、彼女にとっても、また筆者にとってもすこぶる居心地が悪いのです。これはある意味で大きなプレッシャーです。

仕方ありません。735Kでまたまた落ちるところを拾いました。果たしてこの先どうなることやら。一応、26週移動平均線でもあり、ストップ安近辺でもある655Kでヘッジ買い?を入れてはおります。まあ、それと合わせれば何とか、3月には入ってからの反転攻勢でプラスには転じるでしょう。

前場は、ソネットM3を512Kで買い、その後500K近辺まで落とされましたが、幸いにも、成り買いの方が「救い主」として現れ、513Kで何とか売り抜けました。この尊いお方を「救う」ためにも、後場は何とか513K以上に上がって欲しいものです。

後場は、前場にはこれといった反転の機会がどの株もなかったようですので、更に下落し続けたところからの反転の芽が出れば、そこに何とか乗じて来週につなげたいと思います。ところが、筆者は来週はイタリアですので、今日の後場の底からの反転は引けまでに売却と相成ります。もし、さらに下げ続ければ、優良株に対して26週移動平均線あたりでの待ち受けのオーダーを入れてから旅に出るつもりです。

もっとも、今月いっぱいは静観しているのが正しい処方箋かも知れません。ダヴィンチを中期で期待して持つ以外は、一切の株は残さない方が良さそうですね。

皆さん、お怪我はありませんか? 仕込むとしても、ダヴィンチのような優良株がとことん落ちるところを見極めて、それを拾う千載一遇のチャンスですね。

優良株候補としては、他には、6920レーザーテック(22日決算)、4816東映アニメーション、8701イートレード証券、3754エキサイト、2413ソネットM3、5456朝日工業、8739フィンテックグローバル、4340シンプレックステクノロジー、6730アクセル、4835インデックス あたりを筆者は考えております。
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明日の注目銘柄(2.17.06)

2006-02-16 21:04:29 | 明日のモニタリング銘柄
今日の後場は、日経先物が昨日とは逆に上げていた関係で新興市場も強含みで始まりましたが、結局は1時過ぎから下降傾向を強めております。日経は終値で+110円ほどで16000円台を回復しているのに比べると、新興市場はとりたててショックを与えるような材料がないにもかかわらず、弱気の悪循環スパイラルに入り込んだかのようです。

このままだらだらと下げ続けるのか、一気に下げてあくを抜くのかですが、あくを抜くには何かのショック療法が必要です。となると、今回の下落の発端となったライブドアを一刻も早く市場から撤退させる(上場廃止決定)などのイベントが必要になりますね。ところで、武部幹事長の息子さんにホリエモンから金が渡っていたのが事実とすれば、これはあく抜きどころか、証券市場と政権党との癒着問題として、今更ながらですが世界に恥を晒し、新たな弱気相場の火種になるかも知れません。一体、この国は何処まで腐っているのやら。

まあ、上場廃止にはそれなりの手続きが必要ですので、数日以内というわけには行きません。今日のこの相場でも例えば8697大証は、36K高と上げております。これはシステム増強済みでもうすぐ板表示も戻るという期待でしょうか。

後場は、結局4314ダヴィンチアドバーザーズを800K買いの803K売り、8703カブドットコム証券の279K買いの277K降りの2件だけでした。

その後の急落を見ると、早めの確定が正解だったようです。これは午前のブログに書いた分足の分析を行いながらのトレードでした。まだまだうまく行きませんが、一定の感覚はつかめたようです。

明日は、今日の後場の勢いさながらに、下げて始まることはほぼ確実のような気がします。たとえ上げても、そこからは利確、損切りの嵐に合うことは目に見えております。
それはテクニカル指標面で買い場を示唆している銘柄が、筆者が登録している200を越える銘柄であまり見あたらないことからも言えます。

そこで、明日の注目銘柄は、ライブドアショックの時のように、個別銘柄の寸評をすることは差し控えます。その代わりの情報として、今日の動きから、明日の下落を示唆していない銘柄(逆にいうと何らかの理由で今日下げしぶっている銘柄)を挙げておきます。

注)OSCは低いほど買い(30%台以下目安)、前日比+%なら上昇傾向と見ます。

・3760ケイブ OSC+2%の36% +13K
3755GDH OSC+1%の53%でコンバージェンス、RSI:18%
・9399新華ファイナンス OSC+2%の54%、+900円
6664オプトエレクトロニクス OSc+13%の40%、+10円
・7749メディキット OSC+5%の61%、+1600円
・3783ナノメディア OSC43%で同値。前日安値抜き
3331雑貨屋ブルドック OSC+5%の58%、RSI+5%の35%、+100円
・6159ミクロン精機 OSC+1%の50%、+30円
・6158和井田製作所 OSC+7%の61% +300円
・3373リンクセオリー OSC42%で前日と同値、前日安値切らず。
・3371ソフトクリエイト OSC+2%の47%、+90円
・7844マーベラスエンターテインメント OSC+2%の48% +1K
・4563アンジェスMG OSC+3%の36%でコンバージェンス、前日安値抜き
・4327日本SHL OSC53%でイーブン、前日安値抜き
・9644田辺経営 OSC+3%の46%、前日安値抜き
・6918アバールデータ OSCが+10%の58%、+40円
・3722イーウェーヴ OSC+6%の44%、前日安値抜き
・4333東邦システム OSC47%で同値、+70円
・4644イマジニア OSCが+1%の57%、前日安値抜き
・6708エプソントヨコム OSCが+2%の41% +8円
・5449大阪製鐵 OSCが+4%の41%、+50円
・8606新光証券 OSCが+3%の36%、+4円
・4325バンダイビジュアル OSCは43%で同値、+2K
9938住金物産 OSCが+1%の39%でコンバージェンス、前日安値抜き 
・5448東京鋼鉄 OSCが+2%の54%でコンバージェンス、前日安値抜き
・4842USEN OSCが+2%の46%でコンバージェンス、前日安値抜き
3747インタートレード OSCが+3%の47%、+30K
4340シンプレックステクノロジー OSCが+7%の60%、+6K
4297インターネットセキュリティ OSCが+8%の46%、+7K
・4771F&M OSCが41%とダイバージェンス、+10K
・4290プレステージ・インター OSCが46%で同値、+3K
・8697大証 OSCが+4%の47%、+36K
・4819デジタルガレージ OSCが39%でダイバージェンス、+3K
5218オハラ OSCが+1%の29%でコンバージェンス、前日安値抜き
・4689ヤフー OSCは45%で同値、前日安値抜き、+3K
・2681ゲオ OSCが32%でダイバージェンス、+6K
・8925アルデプロ OSCが+2%の42%、+1K
7972イトーキ OSCが+5%の54%、+29円
5446北越メタル OSCが+2%の45%、+27円
4205日本ゼオン OSCが+2%の39%、+4円
9065山九 OSCが+2%の38%、+14円
8403住友信託 OSCが+3%の33%、+34円

以上です。結構な数ですので、一応筆者のこれまでの経験から、明日の注目銘柄に相当する銘柄に色を付けておきます。多少、東証銘柄が多くなっているのは今の場の現状でしょうか。

呉々も全体の場の状況を見てから、上げ基調か、下げ基調かで戦術を柔軟に変更することが必須ですね。迂闊に高値掴みをしないよう、自分なりの買いタイミング、そして売りタイミングを少しでも磨いてきたいと思います。
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朝の大底は拾えない

2006-02-16 11:40:08 | 株に出会う
今日は予想通りほぼ売り一色から始まりました。

昨日、キャッシュポジション100%としていましたので、今日は下げたところからの反発狙いでしたが、例えば、4314ダヴィンチアドバーザーズ。寄り付き786Kで始まり800Kでかなり大きな買いが入り、その後800K少々での揉み合いに入った後、800Kが割れると10分少々で765Kまで一気でした。

9時26分に765Kをつけて、その後はジリジリと上がり、今度は780Kを挟んでの攻防となっております。

問題は、その765Kの底値で買えるかということです。これは買えません。何故なら、そこが底であることの確証が何もないからですね。そして、これは後講釈を承知の上ですが、筆者が楽天証券のマーケットスピードで見ている1分足のローソク足を見ると、5本と25本の移動平均が出ておりますが、この25本移動平均を9時40分頃上回り、その後800Kを少し抜けるところまで上昇。しかし、そこからまた売りに押されますが、ちょうど10時に800Kを回復しております。この10時前に押された時、25本の移動平均線を下まわることなく耐えているのですね。

そのことを確認した方々の買いが、10時から入り始めます。そして前日の終値を抜いた810Kを越えるところまで上昇します。さすがに、ここからの伸び足は今日の相場環境では鈍く、また押されますが、そこでも25本移動平均線が795Kあたりでサポートし、再度810Kまでの反転をしております。

ご存じの方はとっくの昔にこのようなことは承知されているのでしょうが、実に正直にチャート上は売り買いの傾向が現れております。

一度目の25本線の下抜きで買いに入ったのでは、いわゆる騙しの可能性もありますので、もう一度念押しをして、そこから買いに入るというのが、ベテランの知恵のようなのです。それがダヴィンチの例でいうと10時頃からの買いでした。

それはともかく、筆者が今日唯一前場に買った4331T&Gニーズですが、確かに10時10分頃から今日の高値の185Kまで25本線を抜いて行きました。その後一旦25本線を割り込むも、そこを抜いた181Kでエントリーしました。ところがそこからはダヴィンチのような力強い上昇は見られず、逆に25本線を割り込む始末です。しかたなく-1Kで退却しました。

ダヴィンチほどの出来高がないので、きれいな線で分足は確認出来ませんが、このように抜けたと思っても、また逆戻りというケースもあります。そこでは、自分の早い仕掛けを誤りと認め、早めに退却せざるを得ません。これは市場参加者の総意で値動きが決まる以上、自分の勝手な思いこみで持ち続けるわけにはいきません。

しかし、このような精密な観察をしておかないと、今回のような相場での大底(でなくても反発点としての底)からの買い上がりの決断ができないということがよく分かりました。これはテクニカル指標で前日に分析するようなこととは異次元のタクティクスといっても良いでしょう。

このタクティクスが身に付いていないことが、うまく市場に馴染んでいけない原因であったようです。

まとめると、株式で通算で絶えず勝つためには、

1.業績が安定して伸びている右肩上がりの銘柄を抽出してモニターすること
2.短期の傾向を把握するためには、テクニカル指標を十分に活用すること
3.その日の傾向は地合その他を判断して、上に述べたようなリアルタイムの値動きの判断をできるだけ科学的に行い、売買タイミングを計ること。

といったことになるかと思います。3については、何も分足の動きだけではなく、様々な指標を使ってみて、自分が一番よいと思われるやりかたをブラッシュアップすればよいかと思います。

最近の相場で感じた自らの失敗とその教訓を、チョイと書き述べてみました。
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