株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

強烈な下げ調整

2006-02-13 11:31:14 | 株に出会う
今日も、注目銘柄どころではありませんでした。やはり大きな流れとしての下げトレンドは、そう簡単に逆流するものではありませんね。

前回の下げのボトムラインの1月23日からの比較では、これをかなりの銘柄が下まわっりつつあります。まだ上回っているのは好業績銘柄、直近上方修正銘柄あたりでしょうか。

しかし、筆者が見ているオシュレーター(OSC)値での傾向からすると、ほとんどの銘柄がこの下げですからダウントレンドですが、1月23日近辺そして、2月上旬近辺の値と比べて、まだまだ高い値を総体的には示しております。

これを代表的な個人銘柄の4314ダヴィンチ・アドバーザーズと、8701イートレード証券で見てみましょう。ダヴィンチのOSCは、1月31日が34%で今年の最低値でした。昨年6月以来の低水準でした。今日の前場終了段階では47%です。イートレードは、今年の最低値はやはり1月31日と2月3日の33%でした。前場終了で36%です。このイートレードは11月23日の安値からの調整がダヴィンチより早いペースで進んでいることを示しております。

このことは、何をテクニカル指標が告げているかというと、株価の絶対値は今年になって最悪の水準かも知れませんが、テクニカルには一旦反発モードで上げすぎての調整過程にあると言えそうです。

今日の後場で底を打つものかどうか、引け後にこのあたりの全体傾向をもう一度検証してみたいと思います。

少なくとも今の段階で手を出すのは、ほんの遊び程度なら良いのですが、それも今日のうちに手仕舞いし、少々危険度が過ぎるかと思います。

筆者は、先週金曜日に持ち株を全て売却し、IPO当選の福岡Qボードのハウスフリーダム以外は、引き続きポジションゼロです。

注目銘柄の8215銀座山形屋も、リスクが高くて手が出せませんでした。この株、まだ+9円を保っておりますが、既に2月9日のOSC値を1%下まわっております。前場で押し目があった310円あたりのOSCは+3%の28%と上げ気配でした。ここから、今日の寄り付きの最高値を更新し、更に金曜日の高値を2円更新した347円からの、仕手筋の利益確定の成り売り攻勢は、それは見事なものでした。そこで犠牲となったのは、どこまでも昇ると信じて高値更新時に買いに入った方々です。こうした仕手株は押し目で膠着しているときに買う以外はリスクが高すぎますね。

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明日の注目銘柄(2.13.06)

2006-02-11 23:45:34 | 明日のモニタリング銘柄
さてお待たせしました。明日2月13日のの注目銘柄です。

金曜日の下げでほとんどの銘柄がマイナスで終わっておりますが、中には反転が期待できる銘柄があるはずです。

1.2432DeNA △

 OSCは3連続47%ですが、指数値がこれまでになく落ちております。明日更に押される場面で買いかと思われます。

2.3755GDH ▲

 よく踏ん張りゼロに戻しております。OSCも+3%の44%です。金曜日についでの注目銘柄です。指数値も1月18日段階と同値です。それ以前では12月30日があります。

3.3756豆蔵 △

 15日が1Qの決算です。しかしテクニカルにはOSCも32%とコンバージェンスし、指数値も11月21日段階まで落としております。素直に反応するなら上げる筈ですが。この株に限らず一度プラ転して終了しての翌日が本格反転になるのでしょうね。

4.3764アッカネットワークス △

 この株いつから上昇株に転じたのでしょうか。いつの間にか250Kあたりを底にして戻しております。OSCもあの悪い相場で+7%の45%と抜け出しております。最近の」ニュースとしてはあの大塚商会と企業向けのネットワークサービスを3月から始めると発表していることくらいです。しかし、大塚商会の地力を知っている筆者としては、これで企業向けネットワークビジネスの橋頭堡が築けたことと思います。それで尻上がりに良くなっているのですね。14日に決算発表があるので、ひょっとすると成果の一端が既に漏れているせいかも知れません。しかし、これは不明です。少なくとも11月9日発表の3Q決算では、前年と比べて利益は4割近く減少しておりましたので、これがそう簡単にリカバリー効くとは思えません。大塚との提携もこの3月からですから、これからです。

5.4566LTTバイオファーマ △

 この株もOSCが49%とコンバージェンスし、ここのところで最高値です。40%台は騙しの可能性がありますので要注意ですが、とりあえずこの膠着状態から抜け出す様子があるかどうか注目。出来高が増えないとまだちょっと上げは苦しいかも知れません。

6.3386コスモバイオ △

 この株も先日来の注目銘柄ですが、これで1月18日以来、ずっと前日安値をオーバーして終わっております。500K越えがあるようだとその上に突き抜けますので要注目。

7.2450一休 △

 この株の指数値がライブドアショックの時よりも、実はすでに低くなっております。それだけ上値を追いながらも激しく叩かれてきている証拠と言えます。OSCは2月2日の41%より1%アンダーなので本格回復とは言えないかも知れませんが、いつ反発してもおかしくない状態です。まさに一休み状態です。

8.2352エイジア △

 OSC、RSIともにコンバージェンス、指数値も年末来の最低値。

9.8947ノエル △

 OSC、RSIともにコンバージェンス、指数値は12月中旬以来の低さ。

10.4238ミライアル ▲

 ついにOSCが33%と更に落ちました。いくら何でもここからの反発は、明日から数日ではあるでしょう。RSIも15%と最低値です。特にニュースはありませんでした。

11.3771システムリサーチ ○

 地味なMM銘柄ですが業績は10月の中間期も上方修正し、10月21日は950円ほどの馬鹿上げをしております。明日13日は3Qの決算発表です。このところ低迷しておりますので、絶好の買い場かも知れません。もちろんリスクはありますが、トヨタグループ向けのSIサービスをメインに行っている会社が景気が悪いわけはありません。明日の秘密兵器。その決算期待からか、金曜日はあの地合でOSCは+10%の43%と急伸しプラ転しています。

12.2338ザイオン ▲

 出来高は少ないのですが、1月に来期の大幅増益を発表し360Kまで上げていた銘柄です。そこから押されてまたまた買い水準まで落ちてきました。OSCも+7%の41%とコンバージェンスしております。明日は少し押されたらそこからの反発期待での買いです。出来高が低迷するようだと様子見です。

13.8747豊商事 ○

 1000株単位ですので、ちょっと資金がいりますが、この商品先物の会社のテクニカル指標は非常に強いものがあります。OSCは何と+6%の29%と上げております。RSIも81%ですが何のその、という感じです。まだPERが10倍少々というところも魅力なのでしょう。2月3日に来期の大幅増益を発表からは破竹の勢いです。1説によれば2600円は行くというということです。出来高も増えております。

14.8215銀座山形屋 ▲

 筆者に縁のない高級紳士服製造販売の会社ですが、3Qで通期の利益を越えてしまい、金曜日に「仕手化」しました。乱高下した結果、OSCは21%とダイバージェンス。出来高は100倍と急増。腕に覚えのあるデイトレーダー諸氏の出番です。このOSCからすると紆余曲折はあるものの、業績好調の力に押されて結局は上に行くものと思います。まだ値段は299円ですので、豊商事を指をくわえて見ているより、一枚噛めばこちらの方が興奮すること請け合いです。ハイカラな「銀座」と筆者が先日訪れた田舎の「山形」を組み合わせたところなど心憎いと思っておりましたら、山形というのはどうもオーナーの名前のようなのです。自分の名前に「銀座」と付けるとは、多分相当に苦労されたのでしょう。女性スタッフ増強で業績を伸ばしているようですが、このあたりは東横インの人情肌の社長にチョイと似てはいませぬか?思わぬところでボロが出なければよいが。。。

15.3734MPテクノロジーズ ▲

 ほんと、MSCB銘柄というのはいくら良心的に設定してあっても、とことん落としますね。しかし、これでOSCは38%と+10%も伸びてコンバージェンスしました。指数値も最低値です。明日は少し押されたところで買いかも知れません。もう一度だけ取り上げます。

16.4340シンプレクス・テクノロジー ▲

 この株もここのところ低迷しております。指数値は18日に20K下げた時に近づいてきました。そしてOSCが何と+10%の48%とコンバージェンスしているのです。RSIも+10%もコンバージェンス。これだけ、反発の気配があるのですから、明日は、100K~104Kに落ちるなら、一枚噛んでいても悪くはないかも知れません。筆者の2つめの明日の秘密兵器です。サイボウズがまたキチガイみたいに戻しているのに、何でこの株がこんなところで燻っているのかさっぱり分かりません。

17.238SBS △

 この株も打たれ強い株となりました。結局金曜日も前日安値抜きで終わりました。OSCも+3%の51%とコンバージェンスです。どなたかが力ずくでも上げたいようです。それに刃向かって成り売りする人もいて、なかなかに百戦錬磨のトレーダーの遊び場になっているようです。要は下がってくるまで買わないことです。1月16日の583Kを抜けば青天井かも知れません。

18.7860エイベックス・グループ △

 野村が2月8日にレーティングを2段階引き上げてからは破竹の勢いです。金曜日もOSCが+12%上昇し48%となりました。売上、利益も上方修正しております。フィギャースケートの村主選手のスポンサーだそうです。そういえば、彼女11日にトリノに1人遅れて出発したようですが、CFでも撮っていたのかも知れません。しかし、どうみても彼女は峠を過ぎているのにね。そこはこれまでにエイベックスが貯め込んだコンテンツが熟して、これから収穫を迎えるそのイメージと、古い経営陣には重なっているのかも知れません。人間、あばたもえくぼですが、会社も多分同じでしょう。

こうやってみてみると、明日は悲観一色かと思いきや、結構注目銘柄が出てきました。たくさん挙げすぎましたが、この中から筆者の好みの銘柄に絞ってトレードしたいと思います。皆さんも村主選手が好みならエイベックス、紳士服に凝っているなら銀座山形屋、携帯が飯よりも好きで、南場智子社長がちょっと気になる方はDeNAへと、ご自分の趣味に合わせてトレードするのも、明日の株を楽しむ秘策かも知れません。それでは、今日はここまでにしておきます。
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ウォッチリストの定期更新

2006-02-11 10:55:01 | 株に出会う
定期的に見直しをしているウォッチリストを更新しました。

更新のポイントは、①日足で明らかにダウントレンド銘柄の除外 ②減益決算または赤字決算を四半期単位でも出した銘柄の除外 ③成長性などに疑いが出てきた銘柄の除外、以上の3点です。例えば、フェイスやサイバード、MEX、ターボリナックス、ガーラ、Jストリーム、DEX、アエリア、ファーストエスコ等の銘柄を今回除外しました。

MSCB銘柄は本来除外すべきものですが、転換済みになってしまえば上がるケースも多々あります(ワールドロジやアセットM等)ので、注意しながらの取引ということで残してあります。その他、例のライブドアやVテクもそうですが、財務内容に不安な点がある場合(オックス情報の格付けソフトで検証)は、以前から外してあります。

今後積極的に取り込んでいきたいと思っているのは、業績がかなりの上昇を示して株価が上放れしそうな銘柄です。これは新興市場に限らず追加しております。例えば最近では、フジクラ、東建コーポ、東京鋼鉄、デサント、豊商事、住金物産、ひまわりHD、エイベックス、といった面々です。

直近IPOに関しては、10日程度のデータが集まり次第データを追加し始めます。取引高が多くボラリティも高いので結構面白い銘柄が多いためです。しかし、一定程度経過して極端に取引高が細ってしまったり、思わぬ赤字、減益などに見舞われてしまえば、そこで削除をします。

その他、特殊な技術を持っている会社で、株価がボックス圏で動いてボラリティの高い銘柄も面白いので残してあります。例えば、シコー技研やコネクトテクノロジー、LTTバイオ等です。(タカラバイオはMSCB発行+長期低落なので今回外しました。)

ということで、新たな更新後のウォッチリストは、次のようになります。

1.1-2年前以前の新興銘柄:33銘柄
2.直近から1年前までのIPO銘柄:50銘柄
3.古くからの新興銘柄:34銘柄
4.新興銘柄で成長株と位置づけた売買本命銘柄:32銘柄
5.格付AAAの新興銘柄:17銘柄
6.四季報成長銘柄と直近業績好調銘柄:32銘柄
7.ボラティリティが高くボックス圏の動きをする銘柄:10銘柄
8.直近IPOも含む東証銘柄:46銘柄

計254銘柄です。

これで、業績の不安からの急落銘柄(サイバードが典型)や、面白いが右肩下がりでリスクの多い銘柄(ガーラなど)に不用意に手を出し、火傷をする確率が少しは下がるかと思います。
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黙って傍観

2006-02-10 15:37:00 | 株に出会う
やはり後場の寄り付きからの下げは厳しかったようです。後場は売買なしです。マザーズ指数が-100を超えた時の一斉の下げはいつものことですが、銘柄を沢山持っている方の投げも多かったことでしょう。しかし、下げ過ぎとみれば一定の反発が見られるのが株です。その底で売ってしまった方はくやしいでしょうが、最初のリバウンドで売りをかけるのが正解です。4314ダヴィンチを見れば典型的なチャートが分足で確認できますね。840Kから900Kまでのリバウンドです。900Kと言うと前日安値の885Kも抜いております。ここで、筆者も一瞬ぐらつきました。買いを入れるかどうか。強い場ならこの885K越えが買いの1つの目安となりますが、逆にリバウンド狙いの方も、この価格が売り目安となっております。通常はこのラインでにらみ合いが続くのですが、今日のような場では、すぐに超短期のデイトレ組と、戻り売り待ちの方々の売りに晒され、そこからの下落はまさに一直線に近いものがありました。第二波の反発もありましたが、津波と同じで第一波ほどの高さはありませんでした。880Kに届くかどうかの反発でした。そこで揉み合って今日は終了しておりますが、この885Kラインを上回れなかったことが、月曜日の場の下落見通しを参加者は予想しているかのようですね。

この相場の変化は来週月曜日もそのトレンドを引き継ぐものと思われます。ダヴィンチの日足を見ればわかりますが、ライブドアショック以降、800Kのラインにこれまで2度タッチしております。今回はまだです。もう一度タッチする局面が来週訪れるような気がします。もし、そのラインを割って回復できないようだと、新興市場の参加者心理は一気に冷めこむかも知れません。例のライブドア事件が少々きな臭い動きとなっていると筆者は見ております。新たな事実関係が出てくれば、それはひょっとすると新興市場にインパクトを与えるかも知れません。

東証の下げは、前から指摘しているように、1月5日段階で既に旧日経平均で23050円であることや、海外投資家が日本株は既にPER面から割高と見ていること、外国勢のキャリートレードを支えてきた量的緩和政策がいずれ近いうちに解除されること、これらにより、これまで相場を個人とともに支えてきた外国勢の資金引き上げの流れは、ますます顕著になっていくものと思われます。その東証に引きずられて、新興市場も形勢が悪くなり、そこに構造的スキャンダル問題でも表に出れば、これはこれは余程慎重に相場に望まねばなりません。

そうした最悪の事態も考えながら、来週は相場に望んだ方が良さそうですね。いずれにしても、筆者は再来週から海外に行ってしまいますので、ポジションは整理してから出かける予定です。その間には何らかの決着がついているでしょう。

それでは、明日(2月13日)の注目銘柄は、少し時間をおいて、日曜日までには検討の上アップします。それまでお待ち下さい。

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いよいよ風雲急を告げるか

2006-02-10 11:34:00 | 株に出会う
前場の終了にかけての下げは、この前のライブドアショックの後場の動きにそっくりでしたね。こうなると、明日の注目銘柄も全滅です。寄り付きはまあまあだったので、じっと我慢の子だったのですが、持ち越しの2銘柄とも、前日安値を割り込む時に損切りしました。計-22K。少し痛いのですが、今日は金が45円ほど上がっているのと、福岡Qボードに上場の8996ハウスフリーダムが、どうもフィスコの予想で100Kを付けるらしく、もしそうなら800K近くの益出しが出来そうなので、しばし株運に恵まれているようであり救われてはおります。

後場も、前場の結果を見た方々の売りがあるかも知れません。しかし、相場はしばしば逆に動きます。そこで投げを打たせて買い上がりがあるかも知れません。いずれにしても、かなり予測が難しい局面に来ているようです。ここ何日かの相場の目眩ましに筆者も痛手を被っております。何とか反転の機会をうまく捉えたいものです。
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