団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

風邪と下痢は身体の大掃除

2013-06-12 08:05:38 | 日記
小説家の五木先生の養生訓からひとつ。
「風邪と下痢は身体の大掃除」というタイトルで養生訓を書かれています。

野口晴哉(のぐちはるちか、野口体操で有名な人だと思います)さんが書かれた「風邪の効用」という本に、非常に興味深い言葉がありました。
風邪と下痢は身体の掃除だ、というような話です。
 人間は、身体のバランスが崩れて、不安定になっているときには風邪をひいたり、下痢をしたりする。
風邪をひくと熱が出て、咳や鼻水が出る。
悪いものを食べて、胃腸が荒れているときには下痢をする。
 これは、身体が体内を掃除しているからであり、風邪をひきかけてゴホンといったらありがたいと思え、という説でした。
 この説には、非常に共感するところがあります。
 それ以降、たまには風邪をひいてもいい、という考え方をするようになりました。そのかわり、ひくからには、ちゃんと上手にひかなければいけないと、野口さんは言っています。
 私の場合は、四、五日で風邪がスッと治ったあとは、風邪をひく前よりバランスが取り戻された状態なのですから、むしろ前よりも爽快感すら感じます。
 しかし、これをこじらせて、一週間や十日となるとよくない。体力も消耗し、不快感だけが残ることになりかねません。
 風邪をひいたときには、無理やりに熱を下げたり、痛みを抑える処置はしないほうがいいようです。
ひきはじめは風呂にはいってもかまわないし、薬なんか飲まなくてもいい。治りかけたときが非常に難しいので、そこで十分気をつけよ、というのが野口さんの説です。
 ですから、あまり長引かなければ、年に二回か三回は風邪をひいたり、時には下痢をするのも悪くない。
 鈍感な身体は、風邪をひかない。風邪をひかない身体で安心していると、どこかで大きなつまずきにあうかもしれません。
 風邪と下痢は身体の大掃除。これはなかなかいい考えだと思います。
 もともと人間が本来もっていたはずなのに、便利なものに慣れて、忘れてしまった感覚、体内の野生の感覚。
 それを取り戻すことが、身体そのものの健康の維持にも繋がるのかもしれません。

と、五木先生は書かれています。
 風邪と下痢は身体の大掃除。たしかにそんな気がします。
ただ風邪をうまく治す自信がないです。(笑)どうしても長引いてしまいます。
「俺は風邪などひいたことがない!」と、自慢する人もいますが、身体の大掃除という観点からでは自慢にならないでしょうね!ただ身体が鈍感だけかもしれませんし。(笑)
私と云えば、ここ2年風邪らしきものはひいていませんし、下痢などはもっとしていません。この歳で身体の大掃除をしていないのは問題ですよね!(苦笑)身体の大掃除の趣旨は理解できますが、上手く風邪や下痢をするのもなかなかむつかしいように思います。(笑)


この歌を聴くと、なぜか切なくなります。社会人になってから初めて付き合った女性と、「もう少し自分らしさを出して付き合いができていたらなぁ」と、後悔の念が走ります。まだ若かったからでしょうね! 西島三重子 池上線
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする