団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

本当にお得なんでしょうかね?

2016-09-27 04:12:56 | 日記
先日の中日新聞に「妻と夫の定年塾」というタイトルで、西田小夜子さんのコラムが載っていました。
今回のタイトルは「詰め放題」でした。

 
 スーパーに入ると女性たちが群がっている。
台の上に大型ダンボール箱が置かれ、生シイタケが山と積まれていた。
中ぐらいで肉厚のシイタケで、秀人さんは「おおっ」とうれしくなる。

これをレンジの魚焼き網に並べて焼いたら、女房も喜ぶぞと生つばがわいてきた。
ポリ袋が置かれ「詰め放題二百円」と書いてある。
一人一回限りだ。

 女性たちは老いも若きも、夢中でシイタケを詰め込む。
後ろで待ちながら、秀人さんは「壮観だなあ」と面白かった。
 そのうち「何だ?」と驚いてしまった。
ダンボールを囲み楽しそうな人の中に「無礼者」が
まじっているのを見つけたのだ。
五、六十代もいれば、二、三十代の子連れ主婦もいた。

 生シイタケの軸の部分をむしり取っては、放り捨てるのだ。
丸いカサの所だけをぎっしり重ねて、ポリ袋に押し込む。
こうすれば大量のシイタケを確保できるというわけだろう。

 袋は破れそうにパンパンで、上からはみだしている。
注意する人もいたが、平然と無視して空いているレジへ駆け込む。

 秀人さんは十個ばかりシイタケを買い、レジの女性に
「軸を捨てる人がいるんだねえ」と話した。
 女性は「注意なんか聞きません。恥ずかしいですね」と苦笑する。

 次の日、生シイタケは袋に入れて並べられ、「詰め放題」は中止になっていた。

 以上です。


 うちのかみさんも「詰め放題」に、よく参加しています。
生シイタケ、ジャガイモ、ピーマン、人参、玉ねぎ、みかん等々の「詰め放題」。

 私は参加したことがないです。
きちんと並べて入れて押し込んでいくなんて、面倒で。(笑)
本当にお得なんでしょうかね?
うちのかみさんも、もうこれ以上は入らないというぐらい積み込みますね。(苦笑)
でも、このエッセイのように生シイタケの軸の部分をむしり取って入れることなんてしないです。
そんな人を見たことないですが、いるんでしょうかね?











テレサ・テン-别れの予感
コメント (14)
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