ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

2018年 アラブ音楽祭り@音や金時 後記

2018-06-18 06:49:02 | 音楽

今日は第5回アラブ音楽祭り@音や金時でした。

発起人である師匠の常味さんの意向により毎年参加していますが、毎回参加者の顔ぶれも違い、曲目も違い、参加者のそれまでの成長ぶりも伺える「お祭り」な訳で、今回も楽しく参加させて頂きました。

お初の方も多く、また久しぶりに会った先輩方など、皆さんの演奏には刺激を受けました。

さて、今回、私個人の演目として、聴衆の前でのお披露目が2回目となる7コース・ウードの為の奇想曲の第1番として作曲した「不死鳥」を披露しました。

この曲はフラメンコのファンダンゴの形式を取り入れていて、私のヒーローであるパコ・デ・ルシアのソロ曲をイメージして作り上げたモノですが、自分で作曲しておいて何なのですが、とても難しい曲なので、大きなミスもなく弾き終えられて良かったです。

2枚目のアルバムにも収録される曲なので、気に入られた方は是非アラディーンの2枚目のアブバムを購入してくださいw。

ともあれ、長丁場、皆さん、お疲れ様でした!


6月のライブ予定

2018-06-01 03:22:33 | 音楽

6月のライブの予定です。
皆さん、よろしくお願いいたします!

●6月21日(木)
「Piano Flamenco」
@名曲喫茶 ヴィオロン(JR中央線阿佐ヶ谷駅)
杉並区阿佐谷北2-9-5
Tel:03-3336-6414
http://meikyoku-kissa-violon.com/tempov.html
Show/19:30~ 2stage
Charge/チャージ:1ドリンク付きで¥1,000
予約は必要ありません。直接お越しください。

安藤紀子(pf)
松尾賢(Darbuka)

 

●6月30日(土)
「ベリーダンスと音楽の夜 vol.143」
@中目黒 楽屋
TEL/FAX 03-3714-2607 
http://rakuya.asia/top.shtml
Open/17:00~ 
Show/18:30~ 2stage
Charge/4,500yen
ご予約はお店に直接お願いいたします。

ベリーダンス /Yuka、Zahara、Emily Diamond、Elisa Jamila、Masami(from 京都)

松尾賢/ウード
平井ペタシ陽一/ダラブッカ
安藤亮輔/ベース
佐々木絵実/アコーディオン
ハスィン・ジュベリ/ヴァイオリン


ウード・太鼓・ネイ・サズ・アゼルバイジャンの歌の発表会でした。

2018-04-22 08:52:51 | 音楽


昨日はお世話になっているトルコ文化センターの音楽のクラス、ネイ、ダラブッカ、ウード、サズ、アゼルバイジャン歌謡の合同発表会でした。

センターと講師の間に入って色々と動いて下さった荻野先生を始め、皆さんお疲れ様でした!

当初から懸念していた音響システム、やはり懸念した通りのトラブルが発生したものの、立岩さんの機転により無事に解決し、滞りなく発表会も無事に終了しました。

参加した生徒さんも喜んで貰えて頑張った甲斐がありました。

私の担当するサズのクラスでは4名の生徒さんが出演。3人がサズで私がダラブッカで伴奏、後の一人はヴィオラで私がウードで伴奏、という形で、皆さん本番は上出来でした。

後半は講師による演奏という事で、一応、私はサズで演奏する予定でしたが、思った以上にスタッフとして集中しなければならなかった為、「やっぱり、こんな状況で不慣れな楽器演奏するのは満足いく結果にならない」と感じたので、

立岩さんに急遽お願いして、ウードで「Parfum de GItane(ジプシーの香り)」を弾きました。

演奏する前に色々と説明していて気づいたのが、私がウードに興味を持ったのも、私の師匠の常味さんと、立岩さんのインド・タブラの師匠の吉見さんとのデュオで「ジプシーの香り」を演奏している所を見たからなので、少し感慨深く演奏してました。

こうやって講師という側から生徒さんの発表会のお世話をして自分の事を振り返って見ると、発表会というモノは、必ず「上手く行かなかった」とか、緊張して上手く弾けなかった等、後味の悪い思いしたり、他の上級者を見て、頑張ろう、とか羨ましいとか、様々な思いをする訳ですが、

それらがあるからこそ飛躍的に伸びる訳であって、

また、楽器と格闘する事は、自分を高める行為であって、それは必ず自身の生活にも良い影響を与える事になります。

なので、今後も、地道に自分のペースで努力していって欲しいなぁ、と思う訳です。

ともあれ、皆さん、お疲れ様でした!


ピアノ・フラメンコ・デュオ(2018年4月19日(木))後記

2018-04-21 05:13:43 | 音楽


昨夜は阿佐ヶ谷のヴィオロンに手フラメンコ・ピアノ&ダラブッカ・デュオでした。

今回は、フランス人のお客さんが多数お越しくださり、大盛り上がりでライブを終える事が出来ました。お越し頂いた皆さん、大変にありがとうございました!

今回はピアノの調律が素晴らしい出来栄えで、紀子さんの演奏が本当に素晴らしくて、惚れ惚れしながら伴奏をしていました。

私のダラブッカでのコンパスの解釈も大分こなれて来ました。

私もこれを機会に、もっとフラメンコのコンパスや伴奏を研究してみようと思います。

次回は6月21日(木)です。

更に高い所を目指して頑張ります!

ヴィオロンチェロ・ダ・スパッロの演奏法から考えたウードの持つ位置

2018-04-16 01:36:35 | 音楽
Cello da spalla comparison of two instruments, 2005 and 2016 By Dmitry Badiarov


先日購入したセルゲイ・マーロフのCDで、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッロ(肩に掛ける小型チェロ)の存在を知り、
そこから火がついて、前から気になっていたヒラリー・ハーンのデビューアルバムのバッハの無伴奏パルティータをずっとループで聞き、
更に、ミルスティン、ハイフェッツ、五嶋みどり、等など、一流のヴァイオリニスト達が演奏するチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の映像を見て、

必然的に自分のウードの持つ位置などを再考する機会となり、

考え抜いた結論は、

自分の手が普通の人よりは長く、更に今のメインのウードのボディが小さい、という条件を鑑み、

今迄、貫いてきたウードの位置、つまり、常味さんのスタイルである左ひざにウードを置くスタイルを止めて、

オーソドックスな右ひざに置くスタイルに戻し、更にストラップを復活させて安定させる、という事にしました。

これで、ウードの指板を移動する自分の左手の指の動きも確認できるし、

ストラップを使う事で右腿への負荷を減らす事が出来る上、

何よりも、自分の腰、背中、肩、首が楽になりました。

これもヴィオロンチェロ・ダ・スパッロの御蔭です。