ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

釣り糸=ウードの弦

2007-02-17 17:24:57 | 音楽

ウードの弦って日本では通信販売による方法以外に入手が困難なので、代用品を探していることは前回に書きました。

で、ついに巻き弦、つまり、D弦、A弦、F弦は、ダダリオ社や、ハナバッハ社製の「アルト・ギター弦」で良いということになり、安定供給が得られるようになって、問題解決。 。(アユムさん、ありがとうございます!!)

で、後の問題はナイロン弦、つまりG弦、C弦、そして高音のF弦。

以前、日本でのウードの師匠である、常味さんに「釣り糸」を紹介してもらい、その弦で問題がない、かのように見えたのですが・・・。

この前のリハでこともあろうに高音のF弦が「パツン」と勢いよく切れてくれ、結局、弦を購入しなければならなくなったのでした。

問題は、釣り糸のゲージ。

実は、常味さんから教えてもらっていたのですが、ゲージをメモするのを忘れていたので、どのゲージが良いのか正確には分からずじまい。

で、結局、張っていた弦の一部を実際に釣具屋に持っていって、実際の釣り糸を見て確認しながら購入することに。

しかし、問題は、釣り糸の精度&価格。

お店の人によると、「糸って安定した太さが得られるまで、機会をまわし続けなければならず、硬い糸になればなるほど、無駄が出てしまうので、ナイロン製とフロロカーボン製では値段が違う上、各メーカによって配合などが違うので、一概にどれが良いとはいえない」

ということは、つまり高い糸のほうが良いということ、らしいのです。

後、問題は常味さんのウードと私のウードは大きさが違う(私のほうが長い)ので、常味さんから得た糸では、張りが微妙に違ってくる点。

う~ん、どうするべきか・・・・。

と悩み、2時間ほどで、価格などで妥協し、G弦、C弦、F弦用を購入。

張ってみたところ、色々な要注意点などが発見され、あ~でもない、こ~でもないとあれこれ試行錯誤しながら数時間かけて張りました。

で、チューニングして、弾いてみたら、なんと弦事のメーカーがバラバラだったので、音色が微妙に違う!!

弦って奥が深いですね・・・。

実は釣り糸って、物凄く工夫がこれされているんですね。

そりゃ、ビ~ンって弾く音に違いが出るわけだ。

いずれにしろ、なんとなく、お気に入りの弦がこれ、って分かったので、次回は、そのメーカーで統一しようと思っています。

あ、明日は、Tanishq(タニシュク)&Henna(ヘナ)の主催する「カフェカイロ vol.2@高円寺Bolbol」に参加です。

アラディーンのライブ情報。
http://www18.ocn.ne.jp/~alladeen/news.htm

2月18日(日)
「Cafe Cairo」
@高円寺イラニアンレストランBolBol:
東京都杉並区高円寺北3-2-15-2F
03-3227-3277

http://bolbol.jp/
Open/18:00~
Show/19:30~ 2stage
Charge/2,500yen

ベリーダンス/Henna(Raqs Chandra)、Tanishq(Samanyolu)

及川景子/ヴァイオリン
松尾賢/ウード
平井ペタシ陽一/ダラブッカ
安藤亮輔/ダブル・ベース