毎月欠かさず受けている常味先生のウード・レッスンも、終に5年が過ぎました。
実は、エジプトに行く前に、偶々、常味さんのウードの演奏を見る機会があり、ウードって本当に凄いなぁと感動しました。
その後、意を決してサラリーマンを辞め、エジプトにとりあえず行って、音楽を学ぼうと旅立ちました。
私の最初のウードの先生のアラディーン・モハメッド先生は、軽やかにウードを弾く人で、歌を良く歌ってくれ、更に楽譜の書き方とか、音楽の理論とか、現在の活動の基礎になる根幹を様々教えて頂きました。
帰国後、常味さんの音に再度触れる機会があり、やはり常味さんにウードを学びたいと思って、頼んで生徒にしてもらいました。
毎月、毎月、レッスン毎に冷や汗が出てましたが(笑)、どうにかこうにか常味先生のお陰で演奏が出来る様になりました。
その常味先生が、毎回欠かさず話してくれるのが、常味さんの師匠の故アリ・スリティ先生の凄さ。
一度、常味さんの撮った映像を見せてもらった時、その演奏の凄さに釘付けになった事がありますが、
常味さんの演奏の素晴らしさは、師匠にしっかり学んで練磨した所から来ているんだなぁ、と実感した覚えがあります。
ともあれ、本当に素晴らしい師匠に出会う事は、非常に難しい。
私は、そういった意味で、今まで学んだ先生は、皆素晴らしかったし、常味先生に学べている事は、本当に幸運だったと、つくづく思います。
最近見つけた、故アリ・スリティ先生の動画。
本物のオリエンタル古典音楽は、こんなにも躍動的で素晴らしい事が垣間見れますので、是非見てください。