ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

ベリーダンスと音楽の夜 第七十夜 後記

2012-02-27 20:55:30 | 音楽
201202252



終に70回目を迎えました!ベリーダンスと音楽の夜の第七十夜。

大勢の方々にお越しいただきまして、真にありがとうございました!

今回は、第1回から2年間、アラディーンの立ち上げから、継続的に出演していただきましたKikiさん、Noelさん、

そして、私がエジプトに滞在していた時に知り合って以来、共演していただいているChisakoさん、帰国してからタブラ・クワエイサ・ツアーに参加した時に知り合ったイシスさんの4人のダンサーの皆さんとの共演でした。

内容は、勿論、四者四様、素晴らしいパフォーマンスで、こちらも大変楽しめました。

ダンサーの皆様、真にありがとうございました。

さて、70回を迎えた事から、もう一度、この「ベリーダンスと音楽の夜」というイベントの発端を改めて述べて見ると、

2005年にエジプトで3ヵ月半滞在し、ウードとダラブッカの奏法と、オリエンタル音楽を学んだ私が、発表の場を求めていた所、

ライブ演奏によるショーを求めていたダンサー諸姉妹と巡り会った事から、オリエンタル音楽に興味のあるミュージシャンに声をかけて「アラディーン」を結成し、

高円寺のイラン・レストランの「ボルボル」で始めたのがきっかけです。

その時の中心のダンサーがKikiさんと、Noelさん。

その後、様々なことがありましたが、「ベリーダンスと音楽の夜」は、ライブ演奏で踊りたいダンサーとの共演の場として現在まで継続しています。

アラディーンは、当初、ヴァイオリン、フルート、ウード(2)、ダラブッカの5人でしたが、メンバーの入れ替わりが続き、

現在では、カーヌーン、レク奏者が加わり、本当に大所帯のオーケストラになりました。

結成当初から振り返って見て、現在の日本でのベリーダンスの流れは、かなりエジプト色が濃くなり、

それに合わせて、我々のレパートリーも、アブドゥル・ハリム・ハーフェズ、ファリーダル・アトラシュ、ウンム・クルスームの楽曲が増えました。

これからも、エジプトの名曲は増えるでしょうし、トルコの楽曲も、アラディーンのオリジナルも増え続けていくと思います。

ともあれ、開始当初以来のコンセプトは変わりません。

今後も、アラディーンの「ベリーダンスと音楽の夜」をよろしくお願いいたします。

写真:出演者との記念撮影(最近は出演者との写真を撮り忘れていたので、しっかり撮りました(笑))