ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

久しぶりのトルコの結婚式

2012-09-17 01:56:45 | 音楽
写真撮る暇が無くて、UP出来なくて残念!

川口市に、最近のアラディーン・トリオ、瑞穂(ヴァイオリン)、未知子(カーヌーン)、私(ダラブッカ、ウード)で、演奏して参りました。

トルコ人の友人を通じての依頼だったのですが、まさか100人近いトルコ人が集まった結婚披露宴だったとは思いもよりませんでした(笑)

しかし、ず~っと昔からトルコと縁があるものの、あんなにトルコ人を見たのは、2006年にトルコに行ったとき以来かも(笑)

サマーイ・ファラッファザを演奏してからは、盛り上がる曲を中心に選曲し、ダンスの上手な男の人を中心に盛り上がって、とても楽しそうでした。

しかし、トルコ人の子供達の生命力の凄さと言うか文化の違いと言うか。

演奏中にも拘らず、私が叩いているダラブッカを横から叩くは、ミッチーが演奏しているカーヌーンを覗き込んで触るは、マイクに向かって叫ぶは・・・、傍若無人の金髪の4歳ぐらいの可愛い女の子達や、(もちろん、大人たちに厳しく注意されてましたが、全く動じず、もうじっとしてられない状態)

アジーザを演奏した途端にベリーダンサーのように踊る(これが上手!)多分6,7歳ぐらいの可愛い少女とか、

凄いね~!といいながらダラブッカに釘付けになっている少年とか、

踊りの大好きな大人に混じって、一緒にフォルクローレを踊る少年達などなど。

久しぶりに、あの「ハレ」の雰囲気の洗礼を受けて参りました。

「TVで見ていたような光景が眼前に広がってましたね~。」とはミッチーの言葉。そう、二人は、まだ中東に行った事なかったんだよね。

ダンスや音楽というものが、どれだけ彼らの生活に深く根ざしているか。

この事が毛穴から入ってこないとね。

あっという間の40分ステージの後、新郎、新婦を交えてのラインダンスで、会場は大盛り上がりの中、我々は片付け&退場しました。

ともあれ、こうやって本場の人に喝采を受けるのは、とても嬉しいことです。

この3年間はエジプトの音楽ばかり演奏していましたが、やはりトルコ物も、シンプルで良いですね。

写真:今日演奏したMastika (自作)の楽譜と、お土産で頂いたべっ甲製のリーシャ(こちらも勿論自作加工済み)

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