
土曜日は、お世話になっている新宿にあるトルコ文化センター主催の「イフタール(断食明けの食事)」に参加、サズとウードで1曲ずつ演奏してきました。
イスラム教徒の友人を多く持つとはいえ、実際にイフタールに参加したのは初めて。副校長のケマーレッティン先生から、スライドを利用しての詳しい説明があり、なるほどと聞いていました。
今年(西暦2017年)のラマダン月は、ヒジュラ暦の1438年にあたり、5月27日~ 6月25日まで。ヒジュラ暦は、太陰暦なので、毎年10日づつズレていきます。
夜明けから日没まで断食をする事は勿論のこと、人の悪口を言ってはいけないとか、とにかく身を清める事、自身の信仰を見直す事などの意味があり、「斎戒」という言葉を当てていたのが印象的でした。
断食もある程度の年齢(先生は13歳から)から準備して体を慣らして行く事、夜明け前(今月は午前2時半ごろだそう)には食事と水分を十分補給する事、断食明けの食事では、まず水やスープなどで水分を取り、ナッツ類から食べ始める事などの説明を聞いて、やはり修行だな、と一人で感心して聞いていました。
ともあれ、ラマダーン月になると、イフタールは、家族、親戚が一堂に会して食事をとるとか、街にはいたるところにイフタール・テントが張られて、文字通り、誰にでも食事が振る舞われるので、ラマダーン月はとても楽しい、という事も、どのイスラーム圏では共通なようです。
参加していた方々は、トルコ文化センターの生徒さんだけでは無く、多くの一般の方々も参加していたのが印象的でした。
こういう機会を通して、実際にイスラームの文化を感じる事は、相互理解をする為にも、とても大事な事ですね。
●演奏する場所の横では、マントゥ(トルコ風の水餃子)が作られていましたw

●ビュッフェ形式だったので、自身の盛り合わせの写真w。しかも全て御婦人方によるお手製のトルコ料理でした。
