ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

バーレーン芸術団を観て来ました。

2017-11-02 03:29:48 | 音楽


10月31日(火)は民音の主催した「バーレーン芸術団」公演を見て来ました。バーレーンと日本の外交関係樹立45周年記念行事としてのコンサートだったそうです。

編成は、アラブ・チェロ1、アラブヴァイオリン3、ウード、ネイ、カーヌーンが1つずつ、歌手が2、パーカッションが総勢で6、ダンサーが2という編成で、とても聞き応えがあり、素晴らしい演奏でした。

バーレーンの音楽は8分の6拍子が主体(演奏されていた曲の半分以上がそうでした。)で、手拍子がとても重要な打楽器になっており、フラメンコのパルマの様なコンビネーションで、叩かれるので、とても早くて複雑なフレーズが聞こえてきました。

何でも、バーレーンの昔の伝統的な産業は天然の真珠であり、真珠漁に出かけると、船の上で2~3ヶ月位暮らさなければならず、その間、楽しむ為に歌を歌う時は手拍子で伴奏をしていた事から、

手拍子は、バーレーンの音楽に大切な要素になっているのだそうです。

またダフが結構大事なポジションにあって、エジプトとは違う叩き方でした。

以前、クウェートの伝統音楽舞踊団と来日したコンサートを見に行った時、そのクウェートの音楽も8分6拍子が主なリズムだったのを思い出しました。

バーレーンもクウェートも同じペルシア湾沿いの国ですから、やはり文化が似ているのだと感じました。

当日席もあるようなので、お時間のある方は見に行かれると良いと思います。

多分、相当貴重な機会だと思いますので~。

11月
2日(木)よこすか芸術劇場
4日(土)カルッツかわさき
5日(日)相模女子大学グリーンホール
8日(水)釧路市民文化会館大ホール
9日(木)ニトリ文化ホール(札幌)

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