今年で3回目、第7回 Esmeralda Belly Dance School 発表会 Nur(ヌール)にお招きいただきまして、誠にありがとうございました!そして、大盛況の発表会の開催も大変、おめでとうございました!
今回は、発表会前に12月のライブ演奏によるハフラの為のWSをエスメラルダさん、ペタシ君と共に行いました。ライブ演奏で踊る為の大事な点を中心に、質疑応答を交えて柔軟に行いました。皆さん、とても真剣に聞かれていて、とてもやり甲斐がありました。
特に即興演奏の部分では、かなり具体的で鋭い質問を多く受けたのでw、説明しがいがあって、とても面白かったです。この辺りの説明は、なかなか詳しく聞く機会も無いでしょうから、興味のあった方は興味深かったと思います。
以前も書きましたが、即興演奏は、先ず楽器が上手に演奏出来る技術力が無いと出来ません。次に、オリエンタル音楽は、オリエンタル音楽らしい即興演奏の音使いで演奏しなければなりません。その為には、お手本になるタクシームの名演奏を中心に大量の音を浴びないといけません。そして即興なので、瞬間瞬間に、マカームを選択して即興の作曲をして行かなければなりません・・・というような事を説明しました。
12月、是非とも多くの方が参加いたしますよう、ご応募ください。
さて、次の日は、オリジナル曲の「天空の舞」、そして Min Hobby Feek Ya Gaary をNaima さん、Gana El Hawa をEsmeralda さんの為に演奏しました。
Gana El Hawa では、コーラスを含む長いリフレインが4回も来るので、ぜひ有志にコーラスをやって貰おう、という事で、急遽WSに参加された方にお願いして歌ってもらいました。
Gana El Hawa は、とてもハッピーで盛り上がる曲なのですが、初めて聞く日本人にとっては、どこでどう盛り上がって良いのかイマイチ分かりにくい曲でもあります。この辺りは、実際に歌って経験して貰えれば分かる事なので、無茶ぶりでしたがw、やって貰いました。
結果は大成功でした!エスメラルダさんも喜んで踊られていましたが、きっと見ていたお客さんも、中東の美しい文化の一端に触れられたことでしょう。
話は変わりますが、アラブ音楽は、アラビア語の歌が中心です。そして私がアラブ音楽を始めてから、この12年間でアラビア語で歌う日本人の歌手も、日本に住むアラブ人の歌手も徐々に増えて来ました。
プロのオリエンタル・ダンサーのレベルは世界レベルになっているのですから、これからの課題は、中東の事を理解した世界レベルに達する日本人奏者がもっともっと増えていく事だと思います。
そういう意味では、現実はまだまだな訳であって、これからももっともっと精進していきたいと思います。
岩手の皆さん、また12月にお会い致しましょう!