ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

ノーマッド・クラブ vol.2 のチケット速報

2007-04-26 13:30:57 | インポート

ノーマッド・クラブ vol.2 のチケット予約状況です!!

29日(日)のチケットは、私の手元に1枚ありますので、直接お問い合わせください!!

30日(月祝)は残すところ20席となりました。

お早めにご予約ください!!


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29日(日)ノーマッド・クラブは完売、30日も残りわずか!!

2007-04-25 03:53:02 | 音楽

コンピレーションCD発売記念コンサートでもある、ノーマッド・クラブ vol.2 の29日(日)のチケットは完売となりました!!

30日(月祝)も残りわずかとなりました!!

ご予約はお早めに!!

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さてさて、やっとの事、ノーマッド・クラブに全力を注げるようになったと言うことで、

さらに磨きをかけるべく、ウードの練習をひたすらやっていました。

ひたすらやる、ということで見えてくることは大きく、

右手のピッキングで「なるほど、こう動かすのね!!」と、新たに見えてくることがあり、

新たなステップに上がったと確信した後、

どうもピッキングの問題だけではないような課題が見えました。

それはいったい何かと言うと、

私のウードは最近のエジプトで流行っているチューニングなので、低音弦が「F」なのですが、

どうも、この弦から始まるアルペジオ(分散和音)フレーズを弾くと正確にピッキングできないのです。

いろいろ試行錯誤を重ねた結果、

「あ!!他の弦は複弦なのに、この弦だけ複弦じゃないから張力が弱いかも!!」

と言うことに気づき、いわゆるクラシックギターの弦に張り替えました。

つまり1本の弦で複弦と同じ張力のある弦に代えたわけです。

結果は大成功!!

發弦楽器をうまく鳴らすには、弦と、撥、つまり、打つ側と受ける側のバランスが大事だということですね。

そういえば常味さんも低音弦はギター弦にしていると言ってました。

エジプトから帰国して2年間の間、弦や撥について、ああでもない、こうでもないと試行錯誤を重ねてきましが、

ようやくここに来て、東京で買いに行けば手に入るモノで、完璧に近いモノを揃える事ができるようになりました。

10世紀、ウードの弦は「虎の腸線」が最も良い弦、撥は「ワシの羽」だったそうです。(もちろんその頃もいろんな代用品はあったでしょうけども)

それに比べたら今は科学の普及で、なんて楽なんでしょう!!

ちょっとまた賢くなった気がしました(笑)


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今週はいよいよ「ノーマッド・クラブ vol.2」

2007-04-24 03:05:57 | 音楽

Nomadclub21_1

昨今ブームを巻き起こしつつある
ベリーダンスとフラメンコ
各界を担う若手アーティスト達による「歌」と「踊り」と「夢」の供宴!

スペインのグラナダを中心に、
ヨーロッパ、中南米で活躍していた
フラメンコ・ギタリスト
「長尾ゆうたろう」プロデュースの
ワールド・ミュージック・フェスティバルの第2弾!

「旅の子供たちが集う。
ポスト・クラブ世代のミーティングに参加せよ!
そして、新しい神話の時代が始まる音を聴け!!」
--- by 久保田麻琴 ---

音の錬金術師「久保田麻琴」による、
ノーマッド・クラブの参加者による
コンピレーションCDも、会場にて発売されます!!

前回同様、長尾ゆうたろう・フラメンコ・チームには、

若手フラメンコ・ダンサーNo.1の「稲田進」を始め、

バカテク・カホン・プレーヤーであり、Jazzギタリストとしても才能豊かな「今泉孝文」、

情熱的なボーカルを聞かせてくれる「大渕博光」

元鼓動の和太鼓奏者「内藤哲郎」

世界的に活躍するベーシスト「こもぶちきいちろう」など、豪華絢爛な布陣

また、日本で一番大きなオリエンタル&ジプシー音楽オーケストラをバックに、
現在最も注目されているベリーダンサーの「Kiki」&「Noel」を堪能できる、2度とないチャンス!!

そして、さらに、アラディーンでもおなじみの
ボタン式アコーディオン奏者「檜山学」と、
フルート奏者のテディ熊谷のデュオ、
「オルソ・ブルーノ」も出演。

更に、楽しく、エネルギッシュなステージにご期待ください!!

※すでに29日(日)は完売状態です!!30日(月祝)はまだまだお席がありますので、お早めにご予約ください。

予約完売となりましたら当日券は発行されませんのでご注意ください。

4月29日(日)、30日(月祝日)
「Nomad club vol.2」
月観ル君想フ
東京都港区南青山4-9-1 シンプル青山ビル 地下1~2階
Tel:03-5474-8115 Fax:03-5474-8116
http://<wbr></wbr>www.mo<wbr></wbr>onroma<wbr></wbr>ntic.c<wbr></wbr>om/

Open/17:00~
Show/18:00~
Charge/前売り/3,500円+1ドリンク(500円)
当日/4,000円+1ドリンク(500円)



出演:

●長尾ゆうたろうバンド(フラメンコ)

稲田進(フラメンコ・ダンス)

●オルソ・ブルーノ(ワールド・コンテンポラリー音楽)

●アラディーン

ベリーダンス /Kiki、Noel

テディ熊谷/フルート
及川景子/ヴァイオリン
松尾賢/ウード
檜山学/アコーディオン
田ノ岡三郎/アコーディオン
空中紳士/ダラブッカ
平井ペタシ陽一/レク&ドホンラ
安藤亮輔/ダブル・ベース
三輪斉史/ダフ&ドホンラ


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今日アラディーン・トリオのカフェライブ

2007-04-21 03:37:50 | 音楽

私のダラブッカ・クラスに一時期お越しくださっていた、美術作家・坂内美和子の1年半ぶりとなる個展が開催されています。

坂内美和子の公式ウェブサイト
http://<wbr></wbr>www.h4<wbr></wbr>.dion.<wbr></wbr>ne.jp/<wbr></wbr>~art-p<wbr></wbr>m/

場所は、東京は谷中、
築1 0 0年の古民家をリノベーションさせた
「喫茶谷中ボッサ」です。
http://<wbr></wbr>www.ya<wbr></wbr>nakabo<wbr></wbr>ssa.jp<wbr></wbr>/

その坂内美和子さんの個展にゲスト参加という形で
カフェ・ライブを行います!!
今回は、私がエジプトで学んだ数々の純粋なマカーム音楽を演奏します。

4月21日(土)
「坂内美和子展 ― 木霊vol.1 ―
アラディーン・トリオ・カフェライブ」
@喫茶谷中ボッサ
〒110-0001 東京都台東区谷中6丁目1-27
TEL/FAX 03-3823-5952
http://<wbr></wbr>www.ya<wbr></wbr>nakabo<wbr></wbr>ssa.jp<wbr></wbr>/
Open/11:30~20:00
Show/18~20時
Charge/2,500yen(1ドリンクつき)

及川景子/ヴァイオリン
松尾賢/ウード
平井ペタシ陽一/ダラブッカ

お時間のある方は、ぜひお越しくださいね!!


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芸術の意味について考えたこと

2007-04-20 02:25:00 | 音楽
大学受験の際、自分は進路について相当悩みました。

で、結局、小さい頃から好きだった「絵」の道を専攻してみようと、地元の大学の教育学部の美術科に入学し、絵画に音楽に、と非常に忙しく、そして充実した日々を過ごしのですが、

大学卒業のときに、また進路に悩みました。

地元で、教師になるか、どうするか?

で、これまたJazzの専門学校に入り、今の音楽活動の基礎を固め、

さまざまな職を経て、現在も音楽の道で食うべく現在進行中です。

何でこんなことを書いているかというと、芸術の意味について、マイミクの方の日記を読んで、ハタと思ったことがあったからです。

その方の日記に、

「芸術は役に立たない」

見たいな事が書かれていたのですが、もちろんそれは、その言葉通りのことではなく、きっと

「実用面や生活するうえで、お金を稼ぐとか、財産を運用するとか、世間一般で『生活に役立つこと』には役に立たない」

ということを言われているわけです。

実は、大学時代、絵を存分に描きたい一心で、私が在学中に設立された大学院に入学してきた現役中学校美術教師が、同様のことをよく言ってました。

「美術なんか受験に役に立たない」

から、中学校では肩身の狭い思いをする、との事。

(↑そんなこと、お前にいわれなくても知ってるワイ!!)

確かに、お金に関する実用的な意味での「役に立たない」というのは当たっていると思いますが、(中には凄く稼いでいる人もいますが)

人生を楽しく生きる友人として、音楽や、絵画、映画、小説、etc は「必要不可欠」だと、私は思います。

いや、世界中の大多数の人は、意識的にしろ、無意識的にしろ、そう思っているはずです。

そういった意味で、生きるという根底の次元から見れば、

「芸術は、楽しく生きる為に非常に役に立つもの」

だと思います。

実は、最近、やっとそういう風に、音楽や芸術に対して「確信」が持てるようになったのです。

芸術活動全般は、ある意味、非常に無駄な労力とエネルギー、はたまた膨大なお金まで使ってしまいます。

ビジネスという視点から見ると、大失敗だとしか思えない事の方が多々あります。

それにも拘らず、芸術で大成した人々に、多くの人は心を魅かれ、その域を目指し、そして近づこうとする。

それはやっぱり、みんな芸術を欲しているからなんだと思います。

つまり、芸術って、生きることの表現が凝縮されているということなんだと思います。

もちろん、芸術と称して、無意味な表現や、陳腐な内容のものもありますが、(アヴァンギャルドとかその辺・・・。もちろん、好きにはなれませんけども、そういうものの存在意義とか理解できますが、)

私が最も価値を置く芸術とは、

「生きることを鼓舞し、人生に多大な感動を与えるもの」

ですね、やっぱり。

それが事実上起きたり、存在するのですから「芸術は役に立たない」なんて不毛な論議だと思えます。

無意味なものを「芸術だ!!」といって価値あるように誤魔化すのではなく、正攻法で価値あるものを生み出していきたい。

いずれにしろ、簡単ではないですが、見に来てくれる方々が「あぁ面白かった!!また来たいね!」みたいに、楽しそうに帰っていくショーを作って行きたいですね。

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