ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

怒涛の演奏週間終了!(その2)

2012-08-09 14:17:49 | 音楽
8月4日は、朝の9時半に新大阪の駅に集合(!)。

大阪の本町にある「ダンス+ミュージックスタジオ コンスタンティノープル」さんのオープニング記念のイベントのお仕事でした。

東京から、アラディーンのメロディ隊、私(ウード、ギター、ボーカル)、瑞穂(ヴァイオリン)、未知子(カーヌーン)、安藤亮輔(ベース)、佐々木憲(アコーディオン)、佐野大介(ドラム)、

名古屋から森良太(ダラブッカ)、

関西から、秦進一(ヴァイオリン)、加藤吉樹(ウード)、森内清隆(ドホンラ、ダフ)、秀村拓哉(ドラム)

という総勢11名の大オーケストラを編成しました。

4月中旬に依頼された時、既にペタシ君、濱元君、アブダッラー、永田充君は予定が入っていた為、

色々と紆余曲折を経てこの編成になった訳ですが、メンバー全員、私と息が合った仲なので4日に音合わせをした段階で「これはイケル!」と確信しました。

ともあれ、ここに至るまで、かなりの時間と労力を費やしました。

特に、オリエンタル音楽をドラム・セットで再現するということについては、そのリズムのグルーブを知らない限り、変な感じになる、という事が、今回、佐野君に指導していて痛感しました。

良く、音楽に国境は無い、と言う言葉がありますが、それは(良い)音楽を奏でる側と聞き手との関係についての言葉であって、

音楽同士には厳然たる国境、つまり言葉の違いに相当する垣根が存在する訳です。

ともあれ、苦労して育てたパーカッション隊の4人の音は、本当に素晴らしいものになりました。

さて、午前中から5日の為のリハーサルを短い時間で終えた後、進一君、吉樹君と別れて、残りのメンバーと共に神戸のtheater jazzyへ

サウンド・チェックとリハを兼ねた短い時間で音楽を纏め上げて、夕食を食べた後、本番。

お客さんは、予想通り、出演者より少ない人数でしたが、出音は、こちらも素晴らしいものになりました。

以前から噂には聞いていたタンバリン奏者の田島隆さんとの共演は実に楽しかったです。

森内君と、田島さん、秀村君の3人のアンサンブルは、アーティスティックで、聞いていて刺激を受けました。

田島さんも、アラディーンの音を気に入ってくれて、共演を約し合いました。

私も、こんな豪華な編成を指揮できて、自分は幸運だなぁ、なんて感じながら、4日の長~~~い一日は過ぎたのでした。

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大阪から神戸への移動途中。佐々木君は爆睡中

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神戸で本番前の祝杯中。佐野君、瑞穂ちゃん、森君

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記念撮影。みんな赤で統一のアラディーン全国編成隊(なんちゃって)




怒涛の演奏週間終了!(その1)

2012-08-08 22:00:18 | 音楽
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8月は、1日のカホさん&サチさんの伴奏、3日のルカさんのお仕事の伴奏と、

アラディーンの未知子、瑞穂、私というトリオで演奏してまいりました。

1日は、ノーベンバー11thでの、Megさんという方の追悼公演でした。

半年の余命と癌の宣告を受けたものの、3年半も寿命を延ばし、フラメンコも、ベリーダンスも踊りきって多くの人々に感動を与えたMeg さんの公演は、本当に感動的でした。

私は個人的には知らないのですが、同じ芸術を愛するものとして、とても感銘を受けました。

ご冥福をお祈りいたします。

3日は、アラディーンのサムズでの公演には、いつもお越しくださっている方からの依頼で、湘南のホテルでの演奏でした。

皆さん、演奏だけの時も、ベリーダンスの時も、本当に盛り上がって頂きました。

真にありがとうございました!

ルカさんの生徒さんの、ユーコさん、ニーナさん共に、初の生演奏でのパフォーマンスだったそうですが、素晴らしいパフォーマンスでした。

こうやって、新しい人がドンドン出てきて、生演奏で踊る機会が増えると良いですね。