紹介します。
佐藤さんのブログからです。
※※
みなさま
佐藤和良です。
昨日ブログに投稿した内容です。http://skazuyoshi.exblog.jp/
3月25日、原発震災の取材と南相馬市への救援物資を積んだ、デ
イズジャパンの広河隆一さんが、いわき市に立ちより、アメリカからア
イリーン・スミスさんが送ってくれた放射線検知器を届けてくれました。
いわき市内のうち福島第一原発から約45~50km地点での放
射線量は、以下のような数値です。
●3月25日
午後9時45分 鹿島町 佐藤宅居間 0.646マイク
ロシーベルト/時
午後9時57分 鹿島町 佐藤宅寝室 0.441μSv/hr
●3月26日
午前5時31分 鹿島町 佐藤宅居間 0.688μSv/hr
午前6時30分 鹿島町 佐藤宅敷地 1.331μSv/hr
午前6時30分 鹿島町 車両予備タイヤ 3.340μSv/
hr
午後2時22分 鹿島町 佐藤宅敷地 1.054μSv/hr
午後2時27分 鹿島町 鹿島公民館敷地 0.840μSv/
hr
午後2時51分 小名浜 小名浜支所敷地 0.517μSv/
hr
午後6時05分 平・豊間 Kさん宅敷地
2.012μSv/hr
●3月27日
午前5時35分 鹿島町 佐藤宅居間 0.605μSv/hr
午前6時55分 鹿島町 佐藤宅敷地 1.024μSv/hr
午後4時05分 鹿島町 佐藤宅敷地 1.271μSv/hr
26日の数値では、わたくしの自宅敷地が小名浜支所敷地より2倍
以上の線量があり、かつ自宅の居間が室内であるにもかかわらず小名浜
支所敷地の屋外より線量が高いというものでした。私の住む鹿島町は、
地形的に盆地のような形状であるためか、太平洋岸で小名浜港のある小
名浜支所より数値が高いのかもしれません。そういえば、1970年
代の公害問題の頃、小名浜臨海工業地帯の工場から排出された重金属類
が、南東の風によりこの鹿島地区に降下して大問題になった記憶を思い
出しました。
また、車両予備タイヤの数値が高いのは、埃が原因だと考えています。
小名浜支所で救援物資を配布していた職員の帽子を計測したところ、
1μSvを超える値を示しましたが、埃をたたき落とすと半減しま
した。屋外活動が長いと、上着などよりも頭髪や口を覆う帽子やマスク
に高い数値が示されています。職務上や止むを得ず屋外で活動する場
合、髪の毛を覆うフード付きの雨合羽や工業用の防塵マスクを使用すべ
きです。
私の自宅居間の室内線量は、この一両日は0.6μSv/hr前後
です。
1日中家にいると仮定すれば、1日の総線量は、0.6μSv/
hr×24=14.4μSvです。
一般人の年間総被曝線量の限度である1mSvは、
1,000μSvですから、約70日間で限度を超す計算になりま
す。
現実的には、生活している以上外に出る機会があります。移動や活動に
よって屋外での時間は必然的に増えます。屋内外で活動して1μSv/
hrと仮定すれば、1日24μSvとなり、約42日
間で限度を超える計算ですので、実際は70日以前に被曝総線量
は、1mSvを超すものと思われます。
いずれにしても、現時点では、福島第一原発での大気中への放射性物質
の拡散が継続しており、ここ数ヶ月でそれが収束する見込みもないこと
から、放射能汚染と被曝が深まっていくことが予想されます。福島第一
原発の原子炉と燃料プールの冷却機能が回復せず、原子炉の完全炉心溶
融、水蒸気爆発など事態の悪化によっては、汚染と被曝の様相もさらに
深刻なものとなります。
佐藤さんのブログからです。
※※
みなさま
佐藤和良です。
昨日ブログに投稿した内容です。http://skazuyoshi.exblog.jp/
3月25日、原発震災の取材と南相馬市への救援物資を積んだ、デ
イズジャパンの広河隆一さんが、いわき市に立ちより、アメリカからア
イリーン・スミスさんが送ってくれた放射線検知器を届けてくれました。
いわき市内のうち福島第一原発から約45~50km地点での放
射線量は、以下のような数値です。
●3月25日
午後9時45分 鹿島町 佐藤宅居間 0.646マイク
ロシーベルト/時
午後9時57分 鹿島町 佐藤宅寝室 0.441μSv/hr
●3月26日
午前5時31分 鹿島町 佐藤宅居間 0.688μSv/hr
午前6時30分 鹿島町 佐藤宅敷地 1.331μSv/hr
午前6時30分 鹿島町 車両予備タイヤ 3.340μSv/
hr
午後2時22分 鹿島町 佐藤宅敷地 1.054μSv/hr
午後2時27分 鹿島町 鹿島公民館敷地 0.840μSv/
hr
午後2時51分 小名浜 小名浜支所敷地 0.517μSv/
hr
午後6時05分 平・豊間 Kさん宅敷地
2.012μSv/hr
●3月27日
午前5時35分 鹿島町 佐藤宅居間 0.605μSv/hr
午前6時55分 鹿島町 佐藤宅敷地 1.024μSv/hr
午後4時05分 鹿島町 佐藤宅敷地 1.271μSv/hr
26日の数値では、わたくしの自宅敷地が小名浜支所敷地より2倍
以上の線量があり、かつ自宅の居間が室内であるにもかかわらず小名浜
支所敷地の屋外より線量が高いというものでした。私の住む鹿島町は、
地形的に盆地のような形状であるためか、太平洋岸で小名浜港のある小
名浜支所より数値が高いのかもしれません。そういえば、1970年
代の公害問題の頃、小名浜臨海工業地帯の工場から排出された重金属類
が、南東の風によりこの鹿島地区に降下して大問題になった記憶を思い
出しました。
また、車両予備タイヤの数値が高いのは、埃が原因だと考えています。
小名浜支所で救援物資を配布していた職員の帽子を計測したところ、
1μSvを超える値を示しましたが、埃をたたき落とすと半減しま
した。屋外活動が長いと、上着などよりも頭髪や口を覆う帽子やマスク
に高い数値が示されています。職務上や止むを得ず屋外で活動する場
合、髪の毛を覆うフード付きの雨合羽や工業用の防塵マスクを使用すべ
きです。
私の自宅居間の室内線量は、この一両日は0.6μSv/hr前後
です。
1日中家にいると仮定すれば、1日の総線量は、0.6μSv/
hr×24=14.4μSvです。
一般人の年間総被曝線量の限度である1mSvは、
1,000μSvですから、約70日間で限度を超す計算になりま
す。
現実的には、生活している以上外に出る機会があります。移動や活動に
よって屋外での時間は必然的に増えます。屋内外で活動して1μSv/
hrと仮定すれば、1日24μSvとなり、約42日
間で限度を超える計算ですので、実際は70日以前に被曝総線量
は、1mSvを超すものと思われます。
いずれにしても、現時点では、福島第一原発での大気中への放射性物質
の拡散が継続しており、ここ数ヶ月でそれが収束する見込みもないこと
から、放射能汚染と被曝が深まっていくことが予想されます。福島第一
原発の原子炉と燃料プールの冷却機能が回復せず、原子炉の完全炉心溶
融、水蒸気爆発など事態の悪化によっては、汚染と被曝の様相もさらに
深刻なものとなります。